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2018年05月21日

マーラー 交響曲第4番 グリスト&バーンスタイン/ニューヨークpo 1960年録音


マーラーの交響曲第4番は、過去にクレンペラー盤を紹介していましたが、私にとっての本命盤はこのバーンスタインの旧全集に含まれるレリ・グリストとの演奏です。シュヴァルツコップも見事ですが、天使のようなソプラノとしてはこちらの方が数等上を行きます。

マーラー 交響曲第4番ト長調
ソプラノ:レリ・グリスト
指揮:レナード・バーンスタイン
ニューヨーク・フィルハーモニック
1960年 スタジオ録音
録音 4.40点  演奏 4.60点


輸入盤の廉価全集です。リマスタリングされて音質良好。

バーンスタインにはアムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団との再録音盤がありますが、テンポが遅くなりこの曲の可憐さが薄まっていること、第4楽章にボーイソプラノを使用していることがあまりうまくいっておらず、レビューの概ねの評価もこの曲に限っては旧盤支持派が多いですね。



曲については前回のクレンペラーの記事でも書いた通り、マーラーの愉しい部分が満載で、演奏時間も1時間未満と非常に聴き易い、初心者にも安心して薦められるマーラーの交響曲です。第1楽章曲頭の鈴の音からのフルートから異次元へ連れて行ってくれます。第2楽章は諧謔的なスケルツォですが暗くなく、第3楽章も冗長になる寸前で留まっていて、美しい旋律の戯れをただ聴き惚れるのみ。第4楽章はソプラノが天上の楽しさを可憐に歌い上げ、カラフルな管弦楽がそれに華を添えます。





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ここでのバーンスタインの演奏は、ノリが良くジャジーな勢いがありこの曲の魅惑的な旋律を存分に堪能させてくれます。当時のニューヨーク・フィルの少し雑な部分も見えますが、愛嬌で済むくらいです。若きバーンスタインのいいところが出ていて、ショスタコーヴィチの第5番と共にバーンスタインの初期の名盤として知られています。

この曲の歴史的な録音ではメンゲルベルクが有名です。

ライブ録音なのですが、今指揮者がこんなことをやったら楽団員から総スカンくらう、「さぁはじめるぞ」と譜面台を指揮棒で叩く音まで入っています。メンゲルベルクは、マーラーが認めた演奏家ですが、交響曲で残っているのはこの曲だけ。メンゲルベルクには、一番相応しい曲なのかもしれません。ポルタメントがはまっています。テンポが時折ガクンと落ちるので、顎も時々落ちますが(笑)

この曲の詳しい説明は、バーンスタインにお任せしましょう。マーラー入門にとっておきのバーンスタインの映像。マーラーの魅力の説明と、第4交響曲の第4楽章をレリ・グリストの貴重な映像と共に見ることが出来ます。

このヤングピープルズコンサートは、英語ですが子供にもわかるように、バーンスタインが明確かつ簡単な英語で話しかけているのでいいですね。

後々ブルーレイ化されるかもですが。

最後に少々お高いですが、日本独自のハイブリッドSACDであれば、録音点数は4.50点つけてもいい位にワイドレンジで素晴らしい録音です。グリストの声が本当に可憐・・・廃盤になる前に是非。


レリ・グリストは、カール・ベームにも愛されたソプラノ(フィガロでのスザンナは彼女の当たり役)だったのですが、その後の活躍は不明。当時、黒人の歌手は少なかったですから、もしや・・・とも思ってしまいます。勿体ないですね。
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ラベル:SACD
posted by 悩めるクラヲタ人 at 20:27| Comment(0) | TrackBack(0) | マーラーの交響曲名盤 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする