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2017年10月21日

ボーイト 歌劇「メフィストーフェレ」 シエピ&セラフィン/ローマ聖チェチーリア音楽院管弦楽団


名録音・名演奏にも関わらず闇に消えていきそうなCDがあるものです。このオペラ全盛期を飾った豪華な布陣
の演奏でも、曲がマイナーなために悲しい運命になりそうです。初期盤LPまで探して買った演奏なのに・・・

ボーイト 歌劇「メフィストーフェレ」
チェーザレ・シエピ、レナータ・デバルディ
マリオ・デル・モナコ、ピエロ・デ・パルマ
指揮:トゥリオ・セラフィン
ローマ聖チェチーリア音楽院管弦楽団
1958年 ステレオ録音
録音 4.50  演奏 5.00点!


なかなか入手難です。ダウンロードの方が無難かも。


ボーイトは、ヴェルディの「ファルスタッフ」や「オテロ」の台本を書くなど台本作家としてのほうが有名ですが、オペラも作曲する技能の持ち主でもありました。しかし、現在演奏されるのは、この歌劇「メフィストーフェレ」のみです。

あらすじは、悪魔のメフィストーフェレ(バス)が神に、万学を究めたファウスト博士(テノール)を誘惑し堕落させて見せようと賭けを持ちかけ、神はこれを受ける。メフィストーフェレは、ファウスト博士を誘惑するが、賭けに負け口笛を吹いて去っていく。壮大なオーケストレーションで、オーディオ的にも楽しめる佳曲です。ただ演じることができるバス歌手がいない。

往年の名歌手チェーザレ・シエピ(バス)は、フルトヴェングラーに認められた歌手で、ザルツブルク音楽祭でドン・ジョヴァンニのタイトルロールを連続で歌っています。彼のドン・ジョヴァンニを聴いてしまうと、他の歌手では物足りなくなります。深い美声だけでなく、容姿・セリフ・演技も一流でしたから。

フルトヴェングラーのドン・ジョヴァンニの映像から。

ファウスト博士のマリオ・デル・モナコ、ティバルディについては説明不要の20世紀を代表する名歌手ですね。指揮のセラフィンも当時のイタリア・オペラ界の重鎮であり、今も彼を超える存在は現れていないと思います。マリア・カラスを発掘した指揮者としても知られています。


演奏についてはこれを超えるものは今後現れないと思いますので、満点評価です。文句のつけようがない名演奏です。録音もこの時期のDECCA最強の布陣ですから、今でも色褪せない名録音です。この作品で活躍する天井からのコーラス、グランカッサなどの打楽器を見事にマイクに収めています。


このCDからシエピのアリア。オケともども・・・

この演奏からティバルディとモナコの二重唱。絶品!!

我が家にはCDでもありますが、LPの初期盤を持っています。高価なSXL盤ではなく、良質の第2版で所有。アナログで聴くともっと凄いシエピの声が聴けます。
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このまま歴史から消えて欲しくないと思い記事にしました。入手難ですみません。でも、アナログ中古でもそれほど高くないですし、中古CDならなお安い。この記事を見た方には、これを機会にぜひこの作品とこの演奏をいい音で聴いて欲しいと思います。何よりシエピが忘れ去られるのが許せない。youtubeでも聴けますが、音が違います。

シエピのアリア集は輸入盤で手に入りますので、是非一聴を。




メフィストーフェレ自体に興味を持った方は、プロローグだけですが、バーンスタインの録音が廉価で入手しやすいです。

ギャウロフがタイトルロールです。これも録音が凄いです。サロメもついてきます(笑)




ラベル:名録音
posted by 悩めるクラヲタ人 at 19:59| Comment(0) | TrackBack(0) | オペラ・声楽曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする