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2017年05月08日

今日で終了! e-onkyoサイトのDECCA特別セーフ! お薦め3選 クナの「ワルキューレ」他


今日5/9までだそうです。次はEMI音源セールしないかな?またグラモフォンでもいいけど。

以前ハイレゾ音源配信サイト e-onkyo musicを紹介しましたが、高いのがネックなんですよね。だいたいCDでいうと1枚当たり3,000円位。NAXOSが絡んでいすると1250円位でダウンロードできます。ところが少し前に紹介した時はグラモフォン音源がセールで激安だったので、結構過去ブログに引っ掛けて紹介したのですが、あくまでセール期間中だったみたいで、今値段見たらびっくり。高い・・・ごめんなさい。
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そもそも値段設定おかしかったですよね。CDだと2枚組のフルニエの無伴奏チェロ組曲、4枚組のリヒターのマタイ受難曲、1枚もののクライバーのベートーヴェンなどが揃いも揃って1,400円均一でしたから。レンタルショップみたいな計算で財布に優しいので嬉しかったですが(笑)

で、先日見たらDECCA クラシックセールの広告が!と言ってもサイト見に行かなければ誰も気づかないでしょう。グラモフォンの時はかなりいい選盤で値段も上記の様だったので、さぁDECCA何を選んでくるか、値段はいくらまで下がっているかと興味津々で覗いてみました。モノラルだけどクレメンス・クラウスの録音、セラフィンのオペラ録音、デル・モナコやブリテンのモーツァルトとか期待が高まってクリック。

うーん比較的新しい録音がメインなのと内田光子、小澤征爾、村治佳織、諏訪内晶子と日本人演奏家、日本で人気がまだあるパヴァロッティ、ヤンセンやシャイーの録音が多くあらら残念な選盤とちょっと思いました。値段は96kHz/24bit仕様で1,500円、192kHz/24bitで1,750円とまぁ定価ベースで考えれば半額以下で買えるのでまぁお得。ただショルティの指環もリストにありますが、ちゃんと枚数分価格になっているので残念・・・気になっていたクナッパーツブッシュの「ウィーンの休日」と「ワルキューレ」第1幕192kHz/24bitで3,680円と高かったですから中々クリックするのに戸惑っていたものが含まれているのは良かった。

今回のセールは 実施期間:2017年5月8日(月)までで「DECCA」レーベル100タイトル 期間限定プライスオフ!だそうです。気を付けましょう。というのと、名盤ハイレゾを試すいい機会です。今回は個人的にさっそく3つまでにしようと決めて購入した3件について少し印象を。

まずは世紀の名盤から。
ワーグナー 楽劇「ワルキューレ」第1幕
ジークリンデ:キルステン・フラグスタート
ジークムント:セット・スヴァンホルム
フンディング:アルノルト・ヴァン・ミル
加えて
楽劇「神々のたそがれ」から
「夜明けとジークフリートのラインへの旅」
「ジークフリートの葬送行進曲」
指揮:ハンス・クナッパーツブッシュ
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
1957年 スタジオ録音

こちらは192kHz/24bit 1,725円(セール時以外の時は3,680円と高い・・・)
e-onkyo クナ/VPO ワーグナー 楽劇「ワルキューレ」第1幕

演奏についてはもう何も言うまいという演奏です。過去記事でも取り上げていますので、そちらを参照してください。音質ですがやはりハイレゾだと冒頭の前奏曲から迫力と生々しさが桁違い。よく半世紀以上も昔にこんな録音ができたなと驚きます。革張りのウィーンpoのティンパニの響きが実にリアルでダイナミックレンジこそ狭いものの音がきめ細かく輪郭がしっかりする。最後のチェロの独奏の美音には陶酔の一言。

歌手が入ってきて歌い始めると、今までのCDに比べほんのり響きが加わっているのがわかります。如何にもスタジオの中で歌って録音したのですよとわかる。いわゆる口元がはっきりするという音。そこに絡むウィーンpoのヴァイオリン・ホルンの素晴らしい絡みと合奏。全体的に温もりが大幅にアップしてます。逆にフラグスタートはやはり旬を過ぎてからの録音だったんだなと明確にわかるようになってしまいましたが。ミルのフンディングは圧倒的な存在感・・・少しでも若返って甘い感じの印象も加わった。人情味のあるフンディングだったかと。
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ハイレゾで聴くとオーケストラの手探り感(微妙な入りのずれ)がかなりわかるようになりました。1963年の演奏会形式らいぶDVDの雰囲気です。各セクション微妙に入りをどうしようかというオーケストラの面々の姿が目に浮かぶ(笑)クナッパーツブッシュの小さい動きでぶっきら棒の棒の下、それを引っ張るコンサートマスター(恐らくバリリ)の苦心しているのがわかりやすくなった。

今まで聴いてきたときは、如何にもカルショーが仕切っている録音でスタジオではクナッパーツブッシュも大人しかったのかなと思っていた録音でしたが、そうではないことが良く分かるようになったのは高評価です。最後の大円団までスケール大きく、音色と深い呼吸感。板起こしと違いSN比が高いし音割れが無いので下から上まですっきりと音が伸びる。おまけの「神々の黄昏」2曲もついて、これは絶対に買いです。
因みにSACDで買うと・・・

圧倒的価格差でダウンロード版の勝ち。このジャケットが無いのは寂しいですが。「お前は初期盤LPからCDとハイレゾ音源もあるだろーが」というツッコミが来たら私は何も言えない。
参考過去記事:ワーグナー 楽劇「ワルキューレ」第1幕 クナッパーツブッシュ/ウィーンpo 1957年録音

次はチョン・キョンファです。シベリウスと悩んだのですが、ブルッフの方を選択。こちらは初期盤LPは持っているのですが実はCDは売ってしまって旧盤・新盤(テンシュテットの伴奏)ともに棚に無しなので。
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ブルッフ ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調
+スコットランド幻想曲
ヴァイオリン:チョン・キョンファ
指揮:ルドルフ・ケンペ
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1972年5月 ロンドン

こちらは96kHz/24bitで1,500円
e-onkyo キョンファ/ケンペ ブルッフ Vn協奏曲他

以前にも書いたのですがブルッフのヴァイオリン協奏曲の第3楽章はオーケストラが頑張りすぎると、オーケストレーションのせいなのですが音が混濁してしまう難物。以前紹介したユリア・フィッシャー盤はSACDで伴奏がジンマンということもありそこをさっぱり処理することで混濁する寸前でした。このケンペの伴奏はLPで聴くとやはり混濁気味でヴァイオリンとの分離も悪い。そもそも若い頃のチョン・キョンファのヴァイオリンの音はどうもCDとの相性が悪く、大人しく聴こえてしまうようになった。意外と彼女の斬れこみ鋭い音は微細な音の成分が多く含まれていたのでしょう。

ではではハイレゾでは。これも変わりました。明らかにヴァイオリンとオーケストラの分離が良くなった。キョンファ若い頃の弓を思いっきり弦に叩きつけるような弾き始めもそうですが、押し当てて弾くロングトーン・重音もしっかりと聴こえるようになった。ケンペ指揮のロイヤルpoの伴奏も柔らかでふっくらしている。大人な伴奏です。ジンマンとはやはり音の深さと芸格が違う。少し距離感が出ていい意味で奥に引っ込むような響きになり、ヴァイオリンが前に出てきたのが良く分かる。

先のワルキューレに比べ録音年代が新しいこともあり録音の仕方が変わったことが明白。響きをもっと取り入れてコンサートホールの最全席で聴いてくださいねという音作りになった。チョン・キョンファのヴァイオリンはヤンセンと違いただのオカマ弾きではないことは明白。細かいニュアンスを弱音時にもつけている。音楽が身体の中に浸透して、それを人間の姿で発散している感じ。オケもヴァイオリンも天井まで高く音がすっと伸びていく感じが良く分かる名録音。
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オリジナルジャケットです。

問題の第3楽章もLPやCDで感じた混濁感は思った以上に無い。こんなに分離良く演奏されていたんだ、フォーマットのせいだったのかと驚き。最後の和音まで見事な音の厚みと合奏力。ティンパニの音に輪郭がつきながら奥に引っ込んだのと、弦楽器の音が鮮明になったのが効果として一番大きい。管楽器についても同じで、分離が良くなった。これだけ見事な伴奏は無いという位ケンペを見直した。因みにケンペはあまり馴染みない指揮者で棚に彼のCDこれ以外にあったかな?これは予想以上に良かったというか、ユリア・フィッシャー盤はもう聴かないような気がする。

こちらはまだSACDで出たことが無いはずなので貴重。
参考過去記事:ブルッフ ヴァイオリン協奏曲第1番 フィッシャー&ジンマン/チューリッヒto

さて最後に悩んだのは予算上あと一枚しか買えない。クナッパーツブッシュの「ウィーンの休日」かショルティの指環のどれかにしようか・・・と悩んだ挙句、一番お得感が高く一度も聴いたことが無かったはずの演奏をということで。通常だと3CD位なのが2,000円。
無題.png
ラフマニノフ:
ピアノ協奏曲全集(全4曲)
+「パガニーニ主題による狂詩曲」
ピアノ:ウラディーミル・アシュケナージ
指揮:アンドレ・プレヴィン
ロンドン交響楽団
アンドレ・プレヴィン(指揮)
録音:1970、71年、ロンドン

e-onkyo アシュケナージ/プレヴィン ラフマニノフPC全集
こちらはflac 96kHz/24bitで2,000円。通常は4,200円だそうで。CDで廉価で買えますが、2枚に収めるため「パガニーニ・ラプソディ」がカットされています。


後にアシュケナージは、ハイティンクと再度全集を録音しておりそちらも名盤・名録音の誉れ高い。こちらも過去記事の通り「パガニーニ・ラプソディ」に関しては伴奏含め最高です。若い頃のアシュケナージというかそもそもピアニストとして(指揮者としても)興味がないのですが、ラフマニノフのピアノ協奏曲全集が家に無いこともあり買うかと。嬉しい誤算・・若い頃のアシュケナージの方が良かったのか?美しい音色はそのままですが、思ったより攻めたというかマツーエフとかとは違いますがロシア的な傾向はあったのですね。

プレヴィンとロンドン響の伴奏は相変わらず上手い。ただまだ少し統制できていない時期でもあり金管と木管の暴れがちょっとあります。音の分離がハイレゾで良くなり過ぎたのかそれが白日の下に曝された感じ?それも味かな、当時のロンドン響らしいしラフマニノフですから。録音は3種の中で一番デットな傾向。その代りそれほど大きな音では無いはずのアシュケナージのピアノの音は埋もれていない。

プロデューサーが違うのか中高音によった音作り。低音が少し足りないかなという印象。ハイレゾになってもこの音なので最初の音作りの段階からなのでしょう。だから第3番とかではティンパニの音の拾いやチェロとヴィオラの深い音が欲しい部分で弱いのが少し物足りない。
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この頃の顔の方が精悍で好きです。

その代りにアシュケナージの美音は透き通るように伸びる・・・新盤はピアノ・伴奏、そして録音もふくよかで音の厚みが増しましたが攻めた姿勢は無く、ラフマニノフにしては大人すぎる部分がある。意外に旧盤はきゅっと凝縮した音と若干の粗野なロシアの香り+シャネルの香水のようなピアノの高音が魅力。旧盤の方がいいかもしれないし、アシュケナージというピアニストを見直しました。通常はスルーする第4番もプレヴィンの名伴奏もあり聴き惚れてしまいました。ただし・・・「パガニーニ・ラプソディ」に関しては、ハイティンクとの新盤の方が全てにおいて優れているという事実は覆らなかった。こちらも優れた演奏ですが、コクと録音が低音不足なのとアシュケナージに焦点を当てすぎているかなと。
参考過去記事:ラフマニノフ 「パガニーニの主題による狂詩曲」 アシュケナージ&ハイティンク

正直まだ欲しいものがあるが、ここは我慢。若きバーンスタインとVPOの引き振りモーツァルト、アンセルメの「三角帽子」・・・・いつかは。どちらも初期盤LPやSACDで買うとバカみたいな金額ですから。

貴重なアンセルメのエソテリックSACDはプレミア価格。オリジナルLP買えちゃう!

因みに今回のセール対象の100タイトルはこちらから見れます。
「DECCA」レーベル珠玉の作品100タイトルを期間限定プライスオフ!

こういう時でないと、e-onkyoサイト好きですがハイレゾ音源は元が高く、おいそれとは買えないので、時々見に行かないといけないな。是非お試しあれ。今までなんだったのかと思うこと受け合い。そして徐々に音と棚が綺麗になる。今度は機器に心が走らなければいいが・・・


そもそも最近「今回のリマスタリングは、英国のオリジナルマスターにまで遡って云々」と書いてあるのを見ると、「じゃぁなにかい。今まで手抜きリマスタリングを何度も最新リマスタリングと謳って騙してたのかい!」と思ってしまうのは野暮ですかね。


ラベル:ハイレゾ
posted by 悩めるクラヲタ人 at 14:24| Comment(0) | オーディオ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする