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2017年05月16日

グラズノフ ヴァイオリン協奏曲 ムター&ロストロポーヴィチ/ナショナルso 1988年録音


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三大ヴァイオリン協奏曲といえば、ベートーヴェン・ブラームス・メンデルスゾーンですが、私はブラームス・ショスタコーヴィチの第1、そしてグラズノフのヴァイオリン協奏曲をよく聴きます。クラシックをあまり知らない人に勧めるならば、真っ先に「グラズノフ」を挙げるでしょう。

グラズノフ ヴァイオリン協奏曲
Vn:アンネ・ゾフィー・ムター
指揮:ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ
ナショナル交響楽団
1988年 スタジオ録音
録音 4.40点  演奏 4.60

(伴録はプロコフィエフのVn第1、シチェドリンのスティヒラという曲)


ブラームスとショスタコーヴィチは、初心者にはちょっと重たいですよね。この次に好きなのはプロコフィエフのヴァイオリン協奏曲第2番とこれもまた渋い。第3楽章の技巧的パッセージがいい。

さてグラズノフ、このムター盤でジャスト20分。単一楽章(3部には分けられる)形式で初めから終わりまで、耳触りのよいメロディーの連続で楽しい曲です。第3部のアレグロは、旋律もオーケストレーションも良いですが、ヴァイオリニストの技巧は結構問われます。

以前、ウィーン・フィルのコンサートマスター キュッヒルがNHK交響楽団とこの曲を弾いていましたが、ピッツィカートで弾くバラライカの模倣部分が全く巧く弾けていませんでした。正直、面白くない演奏でした。





このムター盤は、技巧的にも全く問題なし。今のムターほど恣意的に弾いていないのも好感が持てます。でもしっかり濃厚な演奏で、弓を弦にしっかりとあてて、ギシギシとヴァイオリンをしっかりと鳴らしているロシア風の演奏です。3部のバラライカの模倣からフィナーレまでも実に見事。それに加え、ロストロポーヴィチが派手目に伴奏しているので、楽しい曲がより一層華やかに響きます。録音もバランスがよいです。

SACDで聴きたい方は、ちょっとさっぱりしすぎかなとも思いますが、ユリア・フィッシャー盤でしょうか。

テクニックは問題ないのですが、ムターを聴いた後だと少し物足りなさを感じます。録音は最高。
e-onkyoでハイレゾ ダウンロード音源があります。

ハイレゾ音源探すなら!日本最大級の配信サイトe-onkyo music!

録音して欲しいと思っているのは、ヒラリー・ハーンです。ビシュコフとケルン放送交響楽団とのyoutubeの演奏があまりにも素晴らしい!この演奏、オーボエ奏者が非常にいい音で巧い。

海賊盤のCD-Rがあるみたいで、手を出しそうになりました・・・
ハーンは本当に頭も腕も斬れがありますね。来日した時のサロネンとのブラームスも颯爽・鋭敏に弾いていて素晴らしかった。

女性ヴァイオリニストばかりですね。バティアシヴィリとかも最近いいですし。そういえば最近活躍している男性ヴァイオリニストは目立たないような気がするのは私だけでしょうか?


posted by 悩めるクラヲタ人 at 19:39| Comment(0) | 協奏曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

マーラー 交響曲第4番 クレンペラー/フィルハーモニア管弦楽団 1961年録音


クレンペラーのCDもBOXで格安で入手できる時代になりました。EMI(今はワーナーですか)にとっては、フルトヴェングラー・クレンペラー、そしてテンシュテットは永遠のドル箱録音になると思っていましたが、隣接権が切れる前でも叩き売られる録音になるとは思ってもいませんでした・・・


マーラー 交響曲第4番
指揮:オットー・クレンペラー/フィルハーモニア管弦楽団
ソプラノ:エリーザベト・シュヴァルツコップ
1961年 ロンドンでのスタジオ録音


ワーナーからも出ています。

タワーレコードの方が新品なら安いですね。
クレンペラー Mahler: Symphony No2・4・7・9, 大地の歌<限定盤>
※マーラー:交響曲集では、第2、4、7、9番に加え、「大地の歌」も収録した6枚組。※第4番以外は、2011年、もしくは2012年の最新デジタル・リマスター!第4番のみ、1999年のデジタル・リマスターによるCD化とのことです。


マーラーの交響曲で一番洒落て、時間的にも聴きやすい曲ですが、ヘビーな演奏を選んでしまいました。本当はバーンスタイン/ニューヨーク・フィル&レリ・グリストのSACDにしようかと思ったのですが、バーンスタイン続きでもなと思いまして。ちなみにそのバーンスタインSACD、中身だけが一時行方不明になっていました。必死に探したが見つからず、もう一度買おうかとしました。

オチとしましては、なんとメインCDプレーヤー DENON SA-500の本体の中に落ちていました。次男が触って開けたトレイの上の隙間に突っ込んでいた・・・ネジを外し蓋を開けて取り出しましたが、そのSACDが見つかった感動よりも、よくCDプレーヤー壊れなかったな(もう一枚実は入っていました)と胸を撫で下ろしました。

結局書きましたけど・・・過去記事↓
・マーラー 交響曲第4番 グリスト&バーンスタイン/ニューヨークpo 1960年録音

さてこのクレンペラーの演奏ですが、まだクレンペラーも偏執狂になっておらず、有名な第7のような拘泥するような演奏にはなっていません。最初の鈴の音からやんわりとこの曲の美しさとしなやかさ、そしてその楽しさを色彩豊かに伝えてくれる演奏です。感情移入することなく、淡々と美しいメロディーを奏でていきます。クレンペラーは木管楽器をはっきり聴こえるようにする特徴がありますが、この曲にはそれが適合しています。ただ整ったよい演奏という印象で、私にはベストではないです。

第4楽章のシュヴァルツコップのソプラノも同様の傾向。発声法もしっかりしてますし、美声で魅力的ですが、ちょっと風格を感じます。そこがこの曲に求められる天使のような歌声とちょっと違うような気がするのです。バーンスタイン盤のグリストと比べてしまうと、印象が薄いかなと思います。グリストが可憐過ぎて、耳に残っているんですよね。

このCDを取り上げて一番お伝えしたいのは、国内CD盤より上記フランスEMIのBOXのほうが素晴らしいリマスターだということ。国内盤のSACDは未聴ですがこのBOXで十分。これを買うまでクレンペラーのマーラーは有名な大地の歌も含め聴きましたが、概ね「音悪い」という印象しか残っていませんでした。

しかし、廉価なのでとこのBOXを購入してびっくり。当時のEMIでもこんないい音で録音していたんだと再評価。大地の歌もこんなにいい演奏だったかと。たぶんアナログのSAX盤とかなら、こういう音質で聞けたのかもしれませんがうん万円しますから。フランスEMIはフランソワでもいいリマスターだったので、ぜひクレンペラーのベートーヴェンもBOXで出してとお願いしたいです。

3:10からです。ふー、おっかない。これ位国内メーカーにも怒りたい。しかし凄く貴重な映像集ですね。

ちなみに2012年にまとめて出されたクレンペラーのBOXCDシリーズは、新たにリマスターされた形跡なく国内盤よりまし位でした。安いのでベートーヴェンBOXだけ買いましたが、後は止めました。

ベートーヴェンの第7番を3種と、序曲集の様々なテイクが聴けるのはいいのですが。あとはフランスEMIかe-onkyoが格安ハイレゾ配信するまで待つとしましょう(笑)

・作曲家別の過去記事を探すにはこちらが便利
→ クラシックの名曲・名盤 作曲家別記事まとめ

ラベル:クレンペラー
posted by 悩めるクラヲタ人 at 08:27| Comment(0) | マーラーの交響曲名盤 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする