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2017年07月31日

乃木坂46「生まれてから初めて見た夢」(Complete Edition)をハイレゾで聴く


乃木坂46のサードアルバム「生まれてから初めて見た夢」を、e-onkyoでダウンロード購入してしまいました。正直、今回のアルバムは買わないと心に決めていました。私の乃木坂熱がBABY METALに移りつつあることも理由ですが、何よりアルバムの売り方が嫌だったからです。


初回限定盤です。「乃木坂46 2016年ライブ特選集」・豪華フォトブックレットとおなじみ発売記念 ファン感謝イベント応募券がつきます。どれかと言われれば初回限定盤のDVDが見たい。

今回のアルバムはセカンド同様、初回限定盤・Type-A・Type-B・通常盤の4種類で発売。で、通常盤以外は特典付きで+DVDがついてきます。それが別々の物というのはAKB商法でもあることなので許容範囲なのですが、それぞれのアルバムに共通する曲は7曲であとの+7or8曲は違う曲というのが許せない。全ての楽曲を聴こうとすると15,000円近い出費が発生します。であれば、特典無しの2枚組アルバムを発売すべきところが無いのです。なので、乃木坂の楽曲は好きなのですが、今回はスルーしようかと・・・

と思っていたら。e-onkyoサイトで「乃木坂」と検索したら、「Complete Edition」として特典は無いもののアルバムにばらばらに収録されている楽曲がまとめて配信されていることに驚き!そしてflac 96kHz/24bitというハイレゾ音源ではないかということですぐに親指が押下してしまいました。因みに4,400円。楽曲だけを希望する主とすればこれで何の問題もない。しかもハイレゾ。ただハイレゾ用音源仕様では無く、ファーストアルバム「透明な色」配信同様で『Sony Music Studios Tokyoのマスタリング技術により、44.1kHz/16bitのマスター音源をハイレゾ用にリマスタリングした商品となります』という所謂アップサンプリングだと思われます。
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乃木坂46 生まれてから初めて見た夢 (Complete Edition) flac 96kHz/24bit


因みに1曲目の「裸足でSummer」はシングルでも持っているので、イヤフォン爆音で聴き比べをしました。正直そこまで変わらないものの、若干ハイレゾの方が低音のぼんつく音が締まり、ボーカルとの分離がいいかな位。この「裸足でSummer」は乃木坂楽曲の中でもあまり音質は良くない方。次の「サヨナラの意味」「インフルエンサー」は今回初めてちゃんと聴きましたが、昔の楽曲並に音が低音から高音までスキッと伸びメリハリの効いた音。ファーストアルバムのような音作りで久しぶりに好感が持てました。ということでお聴きいただきましょうオフィシャルサイトから「サヨナラの意味」PV。

何よりバラバラ販売されていたものが1アルバムにまとめられているがいい。なぜかこのComplete Editionはあまり売りたくないのか宣伝されていない。e-onkyoでも発売日に配信してます!とすればそれなりに売れたでしょうに。このComplete Editionは配信のみで、あとはレコチョクとmoraから配信されています。レコチョクでのFlac 96.0kHz 24bit版は4,399円と少し高い。そして両社とも不可逆圧縮音源 AAC 128/320kbpsでも配信していますが、ともに3,000円。どちらのフォーマットがいいのやら・・・
レコチョク 「生まれてから初めて見た夢 」(Complete Edition) AAC 128/320kbps


最後にCDのアルバムごとの楽曲ですが、
【全アルバム共通曲】 8曲
1:裸足でSummer 2:サヨナラの意味
3:インフルエンサー
4:シークレットグラフィティー
5:ブランコ 6:風船は生きている
7:スカイダイビング<17th選抜メンバー楽曲>
8:三番目の風
【初回限定盤のみの楽曲】
9:(新曲)君が扇いでくれた<17thアンダー楽曲>
10:(新曲)思い出ファースト<三期生楽曲>
11:(新曲)設定温度<全メンバー楽曲>
12:孤独な青空 13:僕だけの光
14:人生を考えたくなる 15:意外BREAK
【Type-Aのみの楽曲】
9:Rewindあの日<桜井・西野・若月楽曲>
10:ごめんね、スムージー<伊藤万・井上・中元楽曲>
11:醜い私<衛藤・斉藤・新内楽曲>
12:オフショアガール 13:君に贈る花がない
14:白米様
ふぅ・・・休憩で「インフルエンサー」を。



【Type-Bのみの楽曲】
9:硬い殻のように抱きしめたい<齋藤飛鳥ソロ楽曲>
10:満月が消えた<生田・生駒・星野楽曲>
11:ワタボコリ<北野・寺田・堀楽曲>
12:ないものねだり 13:Another Ghost
14:あの教室 
【通常盤のみの楽曲】
9:流星ディスコティック<白石・松村ユニット楽曲>
10:忘却と美学<秋元・高山ユニット楽曲>
11:2度目のキスから
12:命の真実 ミュージカル「林檎売りとカメムシ」
13:行くあてのない僕たち 14:当たり障りのない話
ということでComplete Editionだと全33曲となります。普通にいい曲ばかりなので、特典に踊らされるのはやめて、このサードアルバム「生まれてから初めて見た夢」はComplete Editionで購入し音で楽しみ、残ったお金で好きなメンバーの写真集でも買ったほうが断然お得です。

やっぱり白石さんか。衛藤も捨てがたい。買わないですけど(笑)


運営さんはあまり楽曲だけで買ってほしくないのでしょうか?レコチョクではちゃんとコンプリートエディション、そしてハイレゾ配信もやってんすよーとTOP画面に掲示しているのですが、何故かe-onkyoは全く宣伝せず。勿体ない。という、衝動買いと乃木坂を音だけで純粋に応援したい方への業務連絡?でした。
シュールな17th 齋藤飛鳥さんの個人PV。


明らかにファーストのクオリティに比べればフューチャーする人を誤った楽曲などもあり落ちますが、いい楽曲も多いしやはり今のアイドルグループの中では飛び抜けた存在感と完成度が高いグループだと思った1枚です。

ラベル:ハイレゾ
posted by 悩めるクラヲタ人 at 22:49| Comment(0) | J-POP | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月30日

アダン バレエ音楽「ジゼル」 カラヤン/ウィーンpoとマルティノン/パリ音楽院管弦楽団の演奏で


バレエ音楽は最近録音される機会が少ないように感じます。チャイコフスキーやストラヴィンスキー以外だと、探してもアンセルメやボニングの指揮したものしか出てきません。例えばドリーブの「コッペリア」「シルヴィア」などLP時代には人気がありましたが、今では演奏される機会も少ない。コンサートではという話になりますが。

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題名のアダンの「ジゼル」もその一つ。作曲年代は1800年前半なのでバレエ音楽としたチャイコフスキーよりも一昔古い作品ですが、非常に洗練されたいい作品です。オーケストレーションもいいですし、コンサートプログラムに上げられてもいいのに。この曲を知ったのはLPのマルティノンの演奏でした。それが素晴らしかったのがこの曲を好きになった理由です。強い個性を放つ1曲というものはないですが、チャイコフスキーの作品をギュッと凝縮したような佳曲が詰まった作品。しかしマルティノンの演奏を超えるものがない・・・

アダン バレエ音楽「ジゼル」
指揮;ヘルベルト・フォン・カラヤン
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
1961年 ゾフィエンザールでの録音
録音  4.25点  演奏 4.00点



今回はこの曲と言えばまず挙げられるDECCAのカラヤン盤。DECCAは1958年にマルティノンで録音したにもかかわらず3年後にカラヤンで再びカタログに載せました。当時の録音事情を考えればそれほどポピュラーな曲でもないのに不思議な現象ですが、この豪華な布陣で録音したのはカラヤンの強い希望ではないかと推測します。マルティノン盤の評価も悪くなかったと思うので。


カラヤン盤はオリジナル版となっており、マルティノンのビュッセル版と楽譜が違います。オリジナル版はいかにもグランド・バレエという感じがします。原典版がもてはやされる昨今ですが、私は刷り込みもあるのでしょうがビュッセル版の方が無駄がなくコンサートやレコード鑑賞向き。

カラヤンとウィーンpoの演奏は、まだ颯爽としていたカラヤンのスタイリッシュな解釈と当時のウィーンpoの美質がミックスされた演奏ですが、私には版の問題も含め物足りなく感じます。録音は優秀ですが、この曲の愉しさがあまり感じられない。もっとフランスの香りがプンプンと漂って欲しいのですが、グランドマナーな演奏で恰幅が良すぎる。よくも悪くもドイツ的な演奏。バレエ上演するならばこういう演奏でもいいのかもしれませんが、繰り返し聴くレコード芸術としては物足りない。


全曲だと1時間半くらいかかります。たまには映像付のバレエも悪くない。

アダン バレエ音楽「ジゼル」(ビュッセル短縮版)
指揮:ジャン・マルティノン
パリ音楽院管弦楽団
1958年 パリでの録音
録音  4.35点  演奏 4.60点



一方マルティノン盤はカラヤン盤の3年前にもかかわらず録音がもっと優秀。演奏も響きがふくよかでありながらシャープ。そしてオーケストラがパリ音楽院管弦楽団というのがミソ。アンサンブルなど少し雑な部分もありますが、それ以上にカラヤン盤に足りなかったシャネルの香りのようなものがLPの音から漂ってきます。



この演奏に限っては私はCDではなく初期LP盤でしか聴きません。残念ながら英DECCAのSXL盤ではなくアメリカ仕様の米LONDONのCS盤(ワイドバンド)です。アメリカ盤ですが、当時は英DECCAがプレスして輸出していたので実質SXL盤と同じ(これについては論争があるみたいですが)。CDだとリマスターがあまり良くなく(と言っても初期盤と比較しての話です)、弦楽器の艶が薄れている。

パリ音楽院管弦楽団はEMIにクリュイタンスとともに多くの録音を残しましたが、録音がほわんとしているもどかしさがあります。マルティノンとDECCAに残した録音は少ないですが、パリ音楽院管弦楽団がパリ管弦楽団となる際に失われたローカルな魅力がしっかりと記録されています。コンサートではこんなに各パートが明瞭に聴こえないでしょうが、これこそレコード芸術と呼べる逸品。

カラヤン/ウィーンpoというビッグネームをもってしても、このマルティノン盤の演奏には遠く及ばない。残念ながらマルティノン盤はCDでも入手難な状態。おかしい・・・どちらも古き良き時代のオーケストラの香りとレコード芸術に賭ける矜持が感じられる録音ですが、よりローカルな味わいのマルティノン盤に軍配が上がります。

マイケル・ティルソン・トーマスもロンドン交響楽団と録音していますが、録音も含めてこの2盤に劣ります。

トーマスの演奏。録音がちょっと不満。

こんなに愉しく聴ける曲なのにあまり知られていないのは残念です。このダウンロード時代に1曲1曲の個性が強くないというのも原因かもしれません。しかし小1時間愉しく聴き通せるこの曲の魅力はもっと多くの方に知って頂きたいです。

ラベル:優秀録音
posted by 悩めるクラヲタ人 at 21:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 管弦楽曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月29日

イベール 交響組曲「寄港地」 パレー/デトロイト交響楽団 1962年録音


マーキュリーの録音は、DECCAよりリアルな録音で現在の耳にも新鮮に響きます。多くの録音を残したマーキュリー・レーベルですが、その中で一番よく耳にするのはフランスの名匠 ポール・パレーの録音群です。フランクの交響曲やこのフレンチアルバムは特に好きです。

イベール 交響組曲「寄港地」
指揮:ポール・パレー
デトロイト交響楽団
1962年 ステレオ録音
録音 4.40点  演奏 4.55点


タワーレコードさんは、パレーのフランス楽曲を集めたCDを発売。シャブリエが多いですが。パレー復権にも力を入れてますねぇ。
ポール・パレーの芸術 Vol.5 -19世紀フランス名曲集: ショーソン, ラロ, サン=サーンス, シャブリエ<タワーレコード限定>


工業地帯のオーケストラからよくこんな薫り高い響きを引き出したなと吃驚すること間違いなしです。デトロイト交響楽団は、パレーと一時代を築いた後、ドラティが常任指揮者になるまで低迷してしまいました。ドラティ時代はいいCDをこれまた優秀録音で残しました。その後また低迷。

今は音楽監督がレナード・スラトキン。ラフマニノフの交響曲第3番を聴きましたが、かなり復活しています。録音も素晴らしい。ナクソスから発売なので財布にも優しい1000円少しでハイレゾ音源が聴けますからお得です。前に放送されたパーヴォとN響の演奏よりも数段素晴らしい。

e-onnkyoで入手できます。SACDでは発売はされていないみたい。naxos意外と未だに元気。
スラトキン ラフマニノフ ハイレゾ

ヘルヴィヒ、ネーメ・ヤルヴィと渋い指揮者を経て、今のスラトキンに落ち着いたみたいです。スラトキンと言えばセントルイス交響楽団をアメリカメジャーにした立役者です。(実際にはビッグ5が凋落して一時的に目立っただけですが・・・)しかし、デトロイト交響楽団は、渋い指揮者というか人気者を呼ばず、しっかりとしたオーケストラビルダーを指揮者に据えるいい人選をしているように思います。

話は「寄港地」に戻ります。こちらはミュンシュの演奏。




曲は前回紹介したディベルティスマンのように、短く洒落っ気の効いた小品の佳曲です。このCD以外は別に買う気はありません。曲に深みが無いのもありますが、この演奏を聴けばもう十分満足できるからです。録音も含めて。第1曲「ローマーパレルモ」での甘い弦楽器の合奏、第2曲ではオーボエが終始エキゾチックな雰囲気を巧みに醸し出し、一転第3曲の「バレンシア」では明るい管楽器の瞬きと聴いていて楽しくなります。パレーとデトロイト交響楽団が楽しそうに(実際は厳しかったでしょうが)演奏しています。

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息抜きの時には丁度いい曲です。イベールの曲は下手に残響がかかった豊かな録音よりも、デットで楽譜が見えるような録音の方が向いているような気がします。

パレーという指揮者はこのような色彩豊かな音を紡ぎ出すのが得意ですが、鳴らすべきところは剛毅に鳴らすフランスとドイツのいいとこ取りをしたような名指揮者です。フランクの交響曲では、その剛毅な部分が良く出ています。また取り上げたいと思います。

posted by 悩めるクラヲタ人 at 21:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 管弦楽曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする