中高年の健康管理には「サントリー健康食品オンラインショップ」

2017年08月10日

ヴェルディ 歌劇「椿姫」 クライバー&ドヴォルスキー/フィレンツェ5月祭o他 1984年ライブ


Kleiber-Detailseite.jpg
「ティキティキタン!ノンノンノン!」とでも言っているような。

昔、海賊盤で劣悪な録音で発売されていたC・クライバーの「椿姫」1984年ライブ録音。こういうヒストリカルCDを買う時は録音状態が不安で、棚の前でスマホで検索をしてしまいます。調べるとHMVではもう入手不可、AMAZONでも高値、録音状態もそれほど悪くないようなのでカゴへ投入となりました。

ヴェルディ 歌劇「椿姫」全曲
チェチーリア・ガスディア(ヴィオレッタ)
ペテル・ドヴォルスキー(アルフレード)他
指揮:カルロス・クライバー
フィレンツェ五月祭管弦楽団&合唱団
1984年12月20日 ライブ録音
録音 4.00点  演奏  4.35点


タワーレコードさんはまだ在庫がありますね。ポイント差引で3000円位。
Verdi: La Traviata カルロス・クライバー 、 フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団


ご存知のようにクライバーにはバイエルン歌劇場管弦楽団(コトルバスとドミンゴが主役)の名盤があります。1976-77年にかけて行われたスタジオ録音で録音もそれなりに素晴らしい。

ハイレゾ配信もされてます。

コトルバスの歌唱に関しては賛否両論あるみたいですが、私には十分だと思っています。そもそも他の「椿姫」を聴こうと思わないほどクライバーとドミンゴが優れているので。(因みにマリア・カラスを私は聴かないですし。聴かず嫌いです。昔「トスカ」だけはありましたが)

さてクライバーの「椿姫」のライブ録音の海賊盤は、バイエルン国立歌劇場のものと同年フィレンツェ5月祭管弦楽団の演奏が出回っていました。ただ、今までのフィレンツェの海賊盤は1984年12月9日の演奏でこの演奏とは別のものらしい。録音がモノラルで非常に悪く早々と売ってしまいました。

確かこいつ。買ってはいけません。

なので録音が心配でしたが、まずまずの録音です。恐らく膝上録音だと思われ、ぎりぎりステレオといった感じ。デッドな音で少しオーケストラは遠く分離が悪く強奏時に混濁しますが、歌手の声ははっきり聞こえ、拍手は鮮明(膝上なので当たり前か・・・)。レンジは狭いですが、会場で聴いているという臨場感は非常に強く伝わってきます。観賞に十分耐え得るレベルです。

さて演奏についてですが、ライブらしくクライバーも歌手も尻上がりに調子が上がってきます。演奏点を低くしているのは、録音も含めての感銘度なのと、スタジオ録音との相対評価でだからです。1幕は完全にスタジオ録音、第2幕はほぼ同じ、3幕はライブならではの感情の起伏があってフィレンツェ盤がいいと思います。

詳細を書くと長くなるので省きますが、ガスディアは1幕では声が出ていないですが2幕からは平均点、ドヴォルスキーはクライバーが当時ドミンゴと同じように重用していたテノールで素晴らしい。合唱団も結構いいです。






美しい前奏曲。

クライバーの解釈はスタジオ録音から7年経っていますが、基本的には変わっていません。あの演奏にライブ特有の彼のノリが加わっています。スタジオ録音よりも弦の鳴りが深い気がします(特にオケが慣れてくる後半ですが)。

第3幕の前奏曲はこちらのライブの方が神経質になり過ぎておらずにいい。ヴァイオリンが歌いきっています。有名な「乾杯の歌」での独特なフレージング(有名な旋律の最後で都度ディミヌエンドする)は同じで徹底しています。


カラスの「椿姫」アリア。私はどうもカラスの癖のある歌い方が苦手で。

カルロス・クライバーのライブ録音にはかなり外れが多いですが、これは当たりです。正直横に「エレクトラ」と「ファルスタッフ」が並んでいて悩みましたが、落ち着いて検索してみると結果オーライの様です。一般の方には強く薦められるCDではないですが、クライバー・ファンにはお薦めします。完全限定盤みたいなのでお気を付けください。正規発売もされないでしょう・・・


・作曲家別の過去記事を探すにはこちらが便利
→ クラシックの名曲・名盤 作曲家別記事まとめ
posted by 悩めるクラヲタ人 at 09:14| Comment(0) | TrackBack(0) | オペラ・声楽曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする