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2017年08月12日

モーツァルト 歌劇序曲集 スウィトナー/シュターツカペレ・ベルリン


モーツァルトやベートーヴェンの序曲集CDは発売されなくなりました。ライブ録音ばかりになり、序曲だけをコンサートで取り上げることはないため仕方ないでしょう。まとめてスタジオ録音しても、それほどセールスも期待出来ないですし。


レコード業界もアーティストもしっかりした使命を持って録音に臨んでいた佳き時代の名曲・名盤です。日本にもゆかりの深いスウィトナーのモーツァルト序曲集です。出来不出来の差が激しい指揮者でしたが、それが楽しみでもありました。

モーツァルト 歌劇序曲集(9曲)
指揮:オトマール・スウィトナー
シュターツカペレ・ベルリン
1976年 スタジオ録音
録音 4.50点 演奏 4.60点




このCDでのスウィトナーは調子がいい時のスウィトナーです。とはいえ、N響客演時に時折見せた熱演とは違います。正統的でありながら音がピチピチと跳ねている調子のよさ。

それに加えシュターツカペレ・ベルリンの今とは違う、筆舌に表せない柔らかな、しかし芯とコクのある響き。ドイツのオーケストラでなければ出せないであろう伝統に基づいた音色なんでしょう。他のオーケストラが真似しても出せない。

1曲目の「にせの女庭師」序曲の冒頭からやられます。収録曲は
「にせの女庭師」序曲
「イドメネオ」序曲
「後宮からの逃走」序曲
「劇場支配人」序曲
「フィガロの結婚」序曲
「ドン・ジョヴァンニ」序曲
「コジ・ファン・トゥッテ」序曲
「魔笛」序曲
「皇帝ティトゥスの慈悲」序曲
の9曲。全てこの演奏・響きで聴き続きたいと思わせる位見事です。

録音もベルリン・キリスト教会の特性を活かした良質なアナログ録音。最近の変なデジタル・ライブ録音を遥かに凌いでいます。しっかり時間と手間暇をかけられたよい仕事です。

このCDを購入する時の注意。徳間から発売されている中古は駄目です。キングレコードがハイパーリマスタリングしたものを購入しましょう。これはドイツ・シャルプラッテン録音あるあるです。徳間から廉価発売されたものは発売される度に音が悪い。レーグナーのCDが特に酷かった。

これはキングのもの。おもしろい演奏です。

ゆとりというか、抽象的な表現でいやですが、現代に失われた伝統に裏打ちされた演奏がここにあります。うーん、しかし楽しい一時です。

posted by 悩めるクラヲタ人 at 19:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 管弦楽曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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