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2018年01月27日

タワーレコードの独自性強化とHMVさんの変化について



以前書いたように基本的にクラシックの最新リリースや特価販売などのニュースについては断然HMVさんの方が強い。スマートフォンでの閲覧性も良いので。ただ私のスマホがアンドロイドだからなのか、最近HMVの詳細記事を読もうとすると、上手くスライドが行かないという不可思議な現象も。過去記事は↓
・クラシックCD 今時の賢い買い方? AMAZON?HMV?それともタワレコ?

昨日ヤフトピでニュースを見ていたら、
サード・アルバム記念発売 乃木坂46×TOWER RECORDS コラボ決定!

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詳細はリンク貼ってありますのでどうぞ。「フラゲ日より全店が「乃木坂46推しメン店」として、それぞれの「推しメン幟(のぼり)」を、タワーレコード・オリジナルのB2ポスターとともに店頭に掲出します。」が凄い。店舗久しぶりに行こうかなと(笑)正直、熱が冷めてサードアルバムは・・と思っていましたが、CMで流れるアルバム曲の良さも感じ、やっぱり買おうかなと思ってしまうニュースでしたね。しかもわざわざ店頭で。
生まれてから初めて見た夢 [CD+DVD+豪華フォトブックレット]<初回生産限定盤>

ただどうしても運営さんの売り方(複数タイプあって特典だけでなく、収録曲まで違う)にはむぅと不満がありますが。

いきなりドン。各社知恵を絞って売りにきます。AMAZONでも必至。プライム会員だと前日到着という強みも・

タワーレコードさんは未だに新品と店舗での販売にこだわっているなと感心しきり。最近の記事を見ている方はお気づきかもしれませんが、少しタワーさん応援寄りになっています。それは先ほどのHMVさんの中古販売強化と違い、「タワレコでしか買えないもの」を鮮明に打ち出してきてくれるところに好感が持てるからです。在庫特価みたいなことはあまりしてくれません(店頭では別)が、価格もポイントなどを考えるとHMVさんとほぼ同等。やはりタワーレコード限定企画が面白くて強いからです。

クラシックに関しては TOWER RECORDS Collection PlatinumのSACD化よりも、過去の名盤を蘇らせてくれるTOWER RECORDS VINTAGE COLLECTIONの方が嬉しいのですが・・・最新リマスター ルビジウム・カッティング仕様、オリジナル・ジャケット・デザイン使用(ブックレット中にも採用)などLP時代から愛着のある音盤を思い出させてくれる名企画です。タワレコさんの「店にも来て!新品CDを買って!」というそれこそ「NO LIFE・NO MUSIC」の想いが伝わってきます。
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逆に気になるのはHMVさんのBOOKOFF化。最近はかなり中古に力を入れているみたいですね。ニュース記事だと見にくいですが、商品の個別記事に行けば中古の有無がわかります。ニュースでもBOOKOFFの苦戦がわかりますが、HMVさんも?と思う程「本日の中古最新情報」がクラシックトピック欄に1日に2件は入ってきます。もうHMVさんも「最近のお客さんは安ければAMAZONで中古を買われちゃう。お客様も昔より新品にこだわりは無いのだろう」と時代を読み変化したのでしょう。実際私もそういう面は昔に比べありますね。

因みにクラシックのCDを昨年後半にかなりHMVさんに買っていただきましたが、売り手にとってはかなり目利きがいい買取をしてくれるので嬉しい。近くの中古屋さんやましてやBOOKOFF7さんに売ったら10,000円位だろうなと思っていたら、期待の約2.5倍〜3倍で買い取ってくれました。流石に定価以上では引き取ってはくれませんが、廃盤で貴重なものはいい金額を提示してくれる、段ボールも送ってくれるしかなり助かりました。一例を挙げると廉価レーベル ナクソスの戦前録音のセラフィンのヴェルディ レクイエム。購入はナクソスですから2枚組で当然1,500円位だったかな。

これではなく

ジーリのIngemisco(我は嘆く)は未だにこれを凌ぐ演奏は無い。

この板起こし音がいい。生々しい。

普通に考えたら良くて100円、下手すれば「1円です」「こちらはお引き取りできません」と店頭で言われる代物ナクソスですが、今やその入手困難さも考慮に入れてくれているのか定価半額以上の値がついてて驚きました。よほどの貴重なCD以外なら、ヤフオクで売るよりもHMVさんに買ってもらったほうがいいです。ましてやBOOKOFFさんにはもう・・・流石にタワレコ限定商品はHMVさんに買ってもらうのは失礼だと思って、最近のJ-POPのCDと共にBOOKOFFに持って言ったら案の定・・・乃木坂もそんな値段でかとお札1枚にもならなかったです。で、買い物して赤字(笑)
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【SACDハイブリッド】金と銀〜ウィンナ・ワルツ・コンサート<タワーレコード限定>
うーん買ってしまおうかと。ちょっと値段がSACDだと少し高くて。でも多分今日乃木坂のサードアルバムと一緒にネットですがカートに入れそうな気がする。乃木坂のCDを流石に店頭で買うのは恥ずかしいですし・・・

その乃木坂ニュースのヤフトピ コメは批判的コメントがちらほら見られましたが、新品CDを「店頭で」販売するというタワレコさんの強い矜持が感じられ、思わず「タワーレコードさん、頑張れ!」と思う朝でした。


posted by 悩めるクラヲタ人 at 08:04| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月12日

ワーナーのクリュイタンスBOXについて


クリュイタンスのBOXは仏EMIから発売された廉価ベートーヴェン交響曲全集で音がリフレッシュされ、その後veniasレーベルからもマスターに忠実な廉価BOXが発売されており音質がどうなのか?というのが興味を惹かれる方が多いことでしょう。
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ただネックはモノラル時代からのEMI録音を全部網羅することで65CDとなっており、実売価格が廉価ではありますが10,000円ほどしてしまうので躊躇している方が多いとも思われます。私もクリック前に「本当にいいのか?今までEMIのリマスターという言葉にどれだけ煮え湯を飲まされてきたか覚えているか?」と自分自身に何度も問いかけた次第。

しかし、商品説明の「Disc1〜4のみ、アーカイブに残された最良のSPより、24bit/96kHz リマスター、他(Disc5〜65)は、オリジナル・マスターテープより、24bit/96kHzリマスター が行われており、初回のみの限定生産盤となります!」という魔力に勝てず購入。果たして・・・

タワーレコードで大体10,000円で買えます。
Andre Cluytens - The Complete Orchestral & Concerto Recordings<限定盤>


これはクリュイタンスという指揮者が大きく見直されるBOXであることは間違いありません。音質については、ヴェールが一枚剥がれたといっても過言では無い。著名なパリ音楽院管弦楽団とのラヴェルは勿論のこと、ドビュッシーもここまでオーケストラのカラーを生かした色彩感溢れる演奏だったとは思いませんでした。

ラヴェルもドビュッシーも同曲異盤と結構聴き比べをしました。主にモントゥーとブーレーズとの比較。モントゥーの演奏が太い筆でしっかりとシンフォニックに描き、ブーレーズがまるで方眼紙の上に点描していくような演奏に対し、クリュイタンスのそれは良質な画用紙の上に水彩絵の具で紙の良さを生かしながら滲み(ぼかしかな)も加え乍ら印象派ならではの彩りを加えています。

両作曲家の作品はフレーズ変わり目の休止が多いですが、ブーレーズは完全にパウゼが「空白」で時が止まる透明な間に対し、モントゥーの場合は前後の表情変化のための間となる「空間」であり、クリュイタンスは紙の良さを残すための間で「残り香」がある。ブーレーズの演奏は素晴らしい演奏ではあるものの、あまりにも「まるで時計仕掛けのように精巧」なオーケストレーションをそれこそ精巧に見せ過ぎ、少し余白や曖昧さなど印象派ならではの部分に欠けると気付かせてもくれました。

有名なベートーヴェンの交響曲全集も仏EMI盤やveniasのBOXよりも高域が目立たず、低弦の響きが深くなったと思います。ラテン的な名演と言われますが、ちょっと印象が変わりました。veniasレーベルは音源の出所が不明ですが、恐らく著作隣接権が切れた音源で発売されているCDの中から一番優れたリマスターの音源を集めたものではないかと、クナッパーツブッシュBOXの第3弾で気づきました。

クナのBOX第3弾も優れたBOXですが、これだけ多い枚数のため選別が甘くなったのか他にいい音質のものもありましたし、有名なミュンヘンpoとのブルックナー 交響曲第8番はユニバーサルが復刻した音のような気がします。ビクター音源の方がいい音質にも関わらず。ウィーンpoとの同曲ライブは、altus復刻の方が明らかにいい音でした。 後目立ったのは、バイエルン国立歌劇場との1955年のワルツコンサート集もアーチペルの廉価CDの方が圧倒的に音が良かった。

因みにニーベルングの指環 1956-1958年BOXはいい出来です。

話がそれましたがこのクリュイタンスBOXのリマスタリングは恐らく、日本ワーナーが独自企画で今月SACDシングルレイヤーで新規リマスター(おいおい何度もだ、その謳い文句)と謳うシリーズのマスター流用と思われます。フルトヴェングラーのSACDシリーズの時は輸入盤は後発でしたが、今回は全録音集ということで先打ちして発売してきたのでしょう。

こんな値段で誰が買う?今まで新リマスターといいながら、元音源まで遡ってませんでしたと声高らかに言っているようなものだ。

今まであまり注目されていなかったフランス国立管弦楽団との第1回ラヴェル録音集もモノラルですがいい音質で優れた演奏ですパリ音楽院管弦楽団じゃないから・・・と先入観がありましたが、この頃のフランスオケは似たような音の癖があったんだなぁと気付かせてくれます。クリュイタンスだからかもしれませんが、木管楽器やトランペット・ホルンはパリ音楽院管弦楽団と同じようなビブラートがかかっています。弦楽器の軽く甘いポルタメントも同様。


録音時期によっては初期ステレオ録音よりもいい録音があります。モノラル最終期(EMIのモノラル最終期は1958年)に録音されたパリ音楽院管弦楽団との「展覧会の絵」など低音感は、彼らのステレオ録音集よりも良かったです。

優れた演奏に関してはまた個別にどこかで書くでしょうが、先日書いたマルグリット・ロンとのショパンの協奏曲、ソロモン・カットナーとのベートーヴェンの協奏曲など掘り出し物も多し。

不運のピアニスト ソロモン。ブリティッシュ・ピアニズムを体現する人としては、カーゾンよりもこちらの方が上だと思います。

管弦楽曲だとシャブリエ「スペイン」。粋でいなせな音の洪水。宝石箱?(笑)ギレリスとの協奏曲録音はピアノがあれで外れでしたが・・・
完全限定盤なので躊躇している方は、日本盤SACD3枚買うよりはいいかもと購入をお薦めします。2組買っておけば、1セットは2年後位にヤフオクで高く売れもとは取れるかもしれませんよ。このセットでクリュイタンスが再評価されることを願います。レコード芸術が特集で分析やってくれればいいのに!

posted by 悩めるクラヲタ人 at 19:30| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月29日

e-onkyo グラモフォンのピアノ音源セールとカラヤンの「ばらの騎士」ハイレゾ音源


子供が生まれてからというもの、スピーカーは閉店休業状態の休日が多い。もっぱらFiioを使ってイヤフォンで聴いています。そうなると聴きたくなるのがハイレゾ音源・・・

久しぶりにe-onkyoで購入意欲が湧くセール。2018/1/8(月)まで「ドイツ・グラモフォン」ピアノ・マスターズ プライスオフ・キャンペーンだそうで。個人的に興味が無いラン・ラン、ポリーニなど選盤には多少疑問があるもののユジャ・ワンの音源が含まれているのは嬉しい。
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ドイツ・グラモフォン」ピアノ・マスターズ プライスオフ・キャンペーン

安くなっているものの最新音源などは2,000円という価格。アリス=紗良・オットのショパン ワルツ集やブレハッチのショパン ポロネーズ集などはお薦めです。1番価格的に安い!気になるというアルバムが、ヴィルヘルム・ケンプのベートーヴェン「ピアノ・ソナタ全集」(新盤の方です)。flac 96kHz/24bitで2,600円。廉価CDボックス並の価格でお得感が高い。
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ケンプ ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集

これが同じヴィルヘルムでもバックハウスであればすぐに購入と相成るのですが・・・ちょっと迷ってます。言わずと知れた名盤の名全集なのですが、個人的にはちょっと肌合いが合わない。バックハウスに慣れているからか、今まで三大ピアノソナタや後期ソナタをCDで聴いたのですが意外と棚に居座らない。バックハウスと比べると打鍵が流れるところが気になる。

と悩んでいる時に、ふとカラヤン/フィルハーモニア管弦楽団のR・シュトラウス「ばらの騎士」のハイレゾ音源を見つける・・・初期盤で買うと恐ろしい金額になるステレオ初期の名盤。シュヴァルツコップのマルシャリンの名唱も有名。昔初期盤をヤフオクで落として失敗した苦い経験を思い出す。SAX盤でしたが盤の反りが酷くて・・・

説明に
「2017年リマスター。 カラヤンがフィルハーモニア管弦楽団とのコンビで旧EMIに録音した歴史的録音。今回オリジナル・マスターテープより、アビイ・ロード・スタジオでの24bit/96kHzリマスター」
とあり・・・・負けました。flac 96kHz/24bitで3,471円也。初期盤に手を出すことを考えれば安い。
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ハイレゾ カラヤン R. Strauss: Der Rosenkavalier
まだつまみ聴きですが、いい音じゃないか。やはり時代は感じますが、国内盤CDやブリリアントの廉価CDよりも明らかにクリアで伸びる音。第2幕が特にいい。まだカラヤンのカリスマ性というかオーケストラを圧倒的に捻じ伏せて過ぎておらず、豪華絢爛過ぎないところがいい。木管楽器とデニス・ブレインのホルンが美しい。声楽陣については言わずもがな。クライバーのようなスリルは無いが何回も聴くにはこちらの方がいい。レコードがまだ文化だった匂いがする。

秋の夜長、また台風で家から出れない土日をイヤホンで過ごすここ2週間でした。
ラベル:ハイレゾ
posted by 悩めるクラヲタ人 at 22:38| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする