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2018年07月18日

名SACDプレーヤー ONKYO C-s5vl 2台目購入

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SACDを聴くSACDプレーヤーを探していたのですが、ONKYOのC-s5vlが販売停止になりずいぶんと選択肢がなくなってしまいました。当然、高額なプレーヤーを探せば対象となる機器はあるわけですが、以前はエントリー価格帯でもSACDに対応していたものがこれで無くなります。

そこで慌てて再度AMAZONにてONKYOのC-s5vlを購入することになりました。サブシステムに使っていますので、メインシステム(アンプは以前紹介したSONYの名機 TA-F555ESA)に組み込みです。後継機種も発売しない模様。

高くなりましたね。癖の無い音が持ち味でCDとSACDの違いもしっかりと表現してくれる逸品です。低音域にメーカーの癖が無いので、録音の悪いCDでもそれなりの音で鳴らしてくれます。デジタルフィルターで遊べますし。

この次の価格帯で探すとオーディオ雑誌でも評価の高いDENONとなります。

こうなるとちょっと高い。しかも個人的にDENONは少し苦手。アフターメンテナンスも含めて。ONKYOさんのアフターメンテはアンプでお世話になりましたが、すごく対応がよかったです。

ONKYOでSACD対応というとこの機種が販売中止になったので無いのです。他社商品もいろいろ調べましたが、減ってきています。折角SACDが増えてきたのに(まぁクラシックに限るのですが)非常に残念です。その代わりに台頭してきているのが、USB対応でハイレゾ対応のCDプレーヤーとアンプ。いよいよ家庭用オーディオもダウンロード時代になってきたという感じがします。このブログの趣旨からすると非常に悲しいです。

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「次元が違う!」SONYが言うな!カラヤンとCDの規格を決めたの誰?

ウォークマンなど携帯プレーヤーも最近はハイレゾブームで、大手家電量販店に行くと驚くようなスペースを携帯プレーヤーとイヤホンに割いています。その片隅にホームオーディオが・・・そもそも電車の中など騒音に囲まれた環境で、ハイレゾの恩恵が受けられるのでしょうか?考えが古いですかね。自宅のオーディオでSACDの本領を体感するのには、再生機器(ケーブルも含めて)にこだわり、かなりの集中力を要しなければいけない。音量もそれなりに大きくしないとわからない、モスキート音も聞こえない駄耳の持ち主の私にはちょっと理解しにくい電機メーカーの売り方です。





家で音楽をゆったりと楽しむ時間も現代人には無くなってきたということか。かく言う私も車通勤や仕事の移動の車中で聴く時間のほうが圧倒的に多いのですが。カーオーディオもCDで無くても音楽は聴ける時代(i-pod接続やSDカード)ですから仕方ないのでしょうか?オーディオ的にもCDという回転させるフォーマットよりも、データ読み取りフォーマットのほうが振動という最大の敵を無くせるのでメリットもあるかもしれません。

しかしアナログ時代から生きている人間にとってはなんとも物悲しい時代です。CDをトレーに乗せるということすら無くなっていくとは。昔は音楽を聴くときには水平バランスをとってクリーナーをかけ、埃をとって安定回転を待つなんて儀式がありましたが、最近は「CDのトレーの動き、読み取りにかかる時間が遅い!」というだけで不満レビューになる。10秒くらい待ちましょう・・・

音楽を聴くのに一番必要なことは時間の余裕だと思うのですが、思えば学生のときに比べゆっくりとオーディオと対峙する時間は減ってきている。10秒すら惜しい気持ちもわからないではない。書いていて嫌な気持ちになってきた記事ですが、家庭用機器にも力を入れましょう、各メーカーさん。エントリー機器に注力しないとますますオーディオに興味を持つ人が減ってしまうし、それこそ高級機器なんてもっと売れなくなるのですから。
posted by 悩めるクラヲタ人 at 22:50| Comment(0) | TrackBack(0) | オーディオ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月08日

JVC HA-FX1100とONKYO DAP rubato DP-S1、そしてバランス接続


生活の変化は音楽の聴き方を変える。3男が昨年に生まれ大きな音で音楽を聴くことは出来なくなり、それに加え先月妻が足を骨折し1階での生活を余儀なくされた。当然1階のサブシステムは休眠状態となる。仕事から帰ってくると夕食を食べ、三男を風呂に入れすぐさま洗濯をし、その間に風呂掃除。歯を磨くと洗濯機が終わっており夜のうちに洗濯物を干す。時計はもう12時。2階ではフリーダムな生活が出来るが音楽は聴けない。そもそもくたくた。

という自分へのご褒美としてDAPで音楽をヘッドフォンで聴きながら夢に堕ちる生活を少しでもエンジョイしようと考えた次第。Fiio X3 2nd+SONYのヘッドフォンで十分満足はしていたのですが、最悪にも1月末に車事故(私は1mmも悪くない)をしており意外と寝ながらでも首に負担がかかる。ということで贅沢とは思いながらも少しでもいい音でイヤホンを探していた折にJVC HA-FX1100に出会う。
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そもそもヘッドフォンに2・3万なら音も違うだろうと思っていましたが、カナル型イヤホンにそんな金額をかけても音は違わないだろうという先入観が強くなかなか踏み切れずにいた。しかし首に負担をかけずに寝ながらでもやはりいい音で聴きながら夢に堕ちたい。

と前置きが長くなりましたが、価格com・Amazonで評判が高く、木で製作されているということで29,800円+10%オフに負け購入。そもそも50,000円近い値段の品で生産も終了しているという話に負けました。

届いてせっせと家事を済ませ布団に潜り込み早速Fiioにつないでみる。「なんじゃこりゃ・・・」と「太陽にほえろ」松田優作並にその低音に驚く。当然ヘッドフォンと質は違いますが、カナル型でここまで押し出しが良く深い低音が出て、分解能は断然上。脳内にピアノやオーケストラがしっかり定位し眠るどころでは無くなった・・・あれもこれも聴きたいと。当然ハイレゾ仕様で高音もしっかりと伸びる。

エージングは必要で最初は低音が鳴りすぎて、BABYMETALや宇多田ヒカルだとバックの音楽に声がマスクされる傾向がありましたが徐々にこなれていきました。付属のケーブルも10,000円以内のそれとは全く別物なのは見ても触ってもわかる。難点は木で製作されているためか少しイヤホンにしては重い、特製のイヤーピースは複数用意されているもののその重さとフィット感のバランスが合わず動きながらでは外れ易い点。まぁ布団で家聴きの私にはそう問題ではないです。

購入して3年してようやくFiio X3の実力を知るという結果に。こんなに分解能が良く太い音が出ていたのか、ちょっと高域は苦しいが。ようやくレビューの「いたって平均点だが総合力は価格以上」という言葉の意味を知る。ただこちらも型落商品でがたいがでかく重い。一番の難点はいま流行りの「バランス接続」が出来ない。HA-FX1100はバランス接続(簡単に言えば左右独立アンプ駆動)対応ですが、Fiioは対応では無い。これは他からの持ち腐れ。すぐにハイレゾの伸びとボーカルへのフォーカスをもっと鮮明にしたいという欲望に駆られ・・・

あーあ。こちらも生産終了で底値のONKYO DAP rubato DP-S1をぽちっと。そのそもこちらも45,000円位からのスタートだったそうですがもう半値以下とは。

早速HA-FX1100をアンバランス接続でまず聴いてみる。書き遅れましたがイヤホン付属のケーブルはアンバランスケーブルです。低音はタイトで少し大人しくなり過ぎたか、しかし分解能と高音域の伸びは間違いなくDP-S1の勝ち。そのためボーカルのかっちり感も出てきました。声・言葉が明瞭になり、色艶も感じられる。ただ最初に驚愕した低音の量感はかなり抑えられて(正しくはコントロールされてなのかもしれないですが)、大人しくなったかなと。

fiioと違い操作はタッチパネルになったことでサクサクと選曲が楽に。音質比較はともにゲインはHighです。HA-FX1100にはアップサンプリング機能もあり、使用感としては通常のCDを取り込んだものでもより鮮明でクリアになる印象。悪く言えば少し音が丸くなり、雑味は抜ける。Fiioよりも小型になり軽量に、microSDカードスロッもを2スロット(各200 GBまで)+16 GB内蔵メモリと入門機にしては必要過ぎる仕様。

説明には「Twin DACフルバランス回路設計により、上位機種に迫る繊細なバランス表現可能。ESS社製のDAC「ES9018C2M」とアンプ「SABRE 9601K」を2基ずつ搭載し、超高解像度再生を実現 」と読んでいるだけでなんか凄いと思ってしまう。プラシーボ効果もあるでしょうが、クッキリハッキリのonkyoサウンドここにありという感じ。ハイレゾ音源だけでなく、往年のDECCA録音やビリー・ジョエル「Piano Man」でも素晴らしい音に蘇る。久しぶりに音に酔いしれ、その音に酔い知らず知らず眠りに堕ちる。

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そしてこれはバランス接続にしたらもっとえらいことになるはずだと、バランス接続ケーブルを物色。JVCの正規純正品は高くもう予算は少ないので、一般的に評判の良いNOBUNAGA Labs 雷切 改に決定。HA-FX1100は2.5mm4極+MMCXリケーブルになります。3.5mmなどお間違え無いよう。この辺も勉強して購入しないといけない。


明らかに低音の量感は増、しかもタイトに引き締まる。左右の分離はかなり明確になり、また伴奏がようやく後ろに回りボーカルが勝るようになった。ZARDとかは特にいいです。クラシックだとヨッフムのオルフ「カルミナ・ブラーナ」などディースカウの圧倒的な歌唱力があの賑やかなオーケストラを乗り越えてくる。シンバル・トライアングルの余韻など高音の伸びはもう果てしない。 これからまだエージングが進むと思うと、聴きながらも今後が愉しみで仕方ない。

このケーブルの難点はケーブルが硬めなので、ケーブルが服に当たり・擦れる所謂タッチノイズが大きいことのみ。HA-FX1100付属ケーブル編み込み生地でカードされているし柔かいケーブルのため全く気にならなかったので正直ここまで気になるかという位に「ザッ、ガツッ」と音がする。胸元で少し余裕を持った長さでクリップしてその辺は改善するしかない。いやはやこのままではDAPの泥沼にはまり込む・・・もう時すでに遅しか?

それにしても技術進歩は恐ろしいほど進んでいることに驚き。私の携帯用プレーヤー知識は基本的にipod nanoで止まってましたから(笑)家ではFiioを使用していましたが、イヤホンの進化には正直驚きました。まだこれがエントリー機レベルとは。私のかまほられ事故も妻の骨折もあまりいいことではないですが、そのいろんな生活変化でまた新しい音に出会うことになった機会を与えられたと前向きにとらえることとしました。

思った以上に散財しましたが、家事労働代ということで自分自身を納得させている次第。ただ久しぶりにハードの勉強をし、夢中になって音に耳を傾けられるのはなんと幸せだこと。

やはり買い物に勉強は必要です。
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因みに2階は妻は上がってこないし、子供たちは「ママと寝る」ということで耳にはイヤフォン、右手にはIQOSと久しぶりに独身時代のような生活。ただ音楽を聴くために如何に家事をとっとと片づけるかにも必至な毎日で、あくまで寝る前の小一時間と睡眠中だけ。

posted by 悩めるクラヲタ人 at 08:35| オーディオ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年03月09日

アナログ回帰かハイレゾか? ヨッフム「カルミナ・ブラーナ」ハイレゾ音源を聴いて


e-onkyoからハイレゾでヨッフムの名盤オルフの「カルミナ・ブラーナ」のハイレゾ音源をダウンロード購入してみました。家にはSACDでは無く出たてのSHM-CD仕様のものを所持していて、まぁ満足していたのですが、どんなもんだかと気にはなっていたものですから。

購入しようと思ったところが・・・2種類ありましてどちらを買おうか正直少し悩んだ次第。flac 96kHz/24bit仕様のものとflac 192kHz/24bit仕様の2種類がある。
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オルフ 世俗カンタータ「カルミナ・ブラーナ」
指揮:オイゲン・ヨッフム
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)
グンドゥラ・ヤノヴィッツ(ソプラノ)
ゲルハルト・シュトルツェ(テノール)
シェーネベルク少年合唱団
ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団、合唱団
1967年10月 ベルリン


96khz版 ヨッフム「カルミナ・ブラーナ」
が3,200円。
192Khz版 ヨッフム「カルミナ・ブラーナ」
こちらは3,680円。結果を先に言えば、「★2011年最新DSDマスター使用」の一言が解説にあったので、192khz版を購入。

クライバーやカラヤン、バーンスタインのベートーヴェンとかもダウンロードできます。
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Beethoven: Symphonies Nos. 5 & 7[24 bit]
病気が始まりそうで参った。盤によっては192khz音源です。私が高いけど後者を選んだのは、既存の音源をハイレゾ化したものでは無い音源から、SACD用か何かのためにDSD用にリマスターした証跡が後者にはあったからです。ただ既存のCD用音源をハイレゾ化した可能性のある音源に価値は無いと思ったからです。

比較していないので96khzとの違いは判りませんが、ヨッフムのハイレゾ音源は驚異の出来でした。譜捲りの音までリアルに聴こえる。合唱団も口元はっきりで、男声合唱団で必ず少し音をのばし過ぎる人がいるのもわかるほど。ディースカウのバリトンは時に音が割れ気味になるほど力強い歌唱ですが、ハイレゾ音源だとぎりぎりで踏みとどまっている。そして迫力というかイントネーションと説得力が高まる。

意外とハイレゾ凄いと思わせてくれるのは大音響の時では無くて繊細な音の部分が多い。譜めくり・ブレス、録音会場の空気感と残響など。イヤフォンでハイレゾの意味なんてあるか?と思っていましたが、通勤途中など振動や雑音環境ではなく、雑音が周りにない環境で聴くなら、下手に中音量でスピーカー聴きするよりも効果はわかるのかもしれません。恐るべしハイレゾ・・・




こんな価格で販売されるのならば、CDやSACDなどパッケージメディアは無くなるのではと本当に思えてきて恐ろしい気持ちと寂しい気持ちが。moraやe-onkyoがハイレゾ音源を扱っていますが、クラシックはまだまだ。AMZONは未だにmp3中心。ただこれがハイレゾ仕様にAMAZONが転換して来たら脅威ですね。ヘルシャーのドヴォルザークのチェロ協奏曲など今後はパッケージで発売される可能性は極めて0に近いですから、こういった隠れた名盤も簡単にハイレゾで手に入るようになる。往年のDECCAの優れたオペラ録音の数々もそうなれば救われる。ガヴァッツェーニの「アンドレア・シェニエ」など・・・

mp3音源だと

高いですね。mp3でこの金額は。

そんな時代の中にあって、ディアゴスティーニがマイルス・ディヴィスのLPを990円で出すという。180gの重量盤で!ジャズはあまり聴かない方ですが、買ってみようかとこちらも病気が。意外と売れるような気がします。というかレビュー数がすでにかなり多い。

これクラシックでもお願いできないかな。

時代はCDが無くなっていき、時間があってゆっくりと音楽と対峙したい有閑なアナログ派、手軽にいい音で聴きたいハイレゾダウンロード派に分かれていくのではないかとちょっと考えてしまいました。HMVやタワーレコードも店舗を構えなくなりダウンロード音源をまとめネット販売、アナログ派のために街のレコード屋が復活なんて時代が戻ってくる?

HMVやタワーレコードもAMAZONもレコード会社やオーケストラの自主レーベルが本腰いれてハイレゾダウンロードサイトを立ち上げたら、音楽産業部門は存在すら危ぶまれるかも。レコード会社も自主レーベルも中間流通費を無くして安価で販売できるようになるからです。とはいえ個別レーベルでは宣伝が大変なので、結局は中間サイトとして生き残る可能性はあります。

オルフの変拍子を聴きながら音楽業界の変な未来予想図を考えてしまった日曜日でした。しかしディースカウは巧すぎ、シュトルツェはいい意味で薄気味悪く、ヤノヴィッツは可憐。イエス・キリスト教会にいるような感覚に陥った音源でした。

でも・・・どこか「音楽を聴く」行為としてはどこかものさびしい気がするのは古い人間だからでしょうか?
posted by 悩めるクラヲタ人 at 21:08| Comment(0) | オーディオ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする