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2017年09月23日

お薦めで今が買い時 ONKYOの3WAY スピーカー D-509E


AMAZONでももう底値になってきている様子。安定供給もされてきて、本当に息の長いスピーカーです。

我が家の自慢の一品。
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でかいです。スペーサーもついている。自分の部屋にどっしり鎮座している。

型落ちするとも噂され、品薄時は1台50000円を越えるほどのぷちプレミア価格でしたが、また値下がりしてきて、今は30000円台。生産終了の噂も消えました。でも、それなりの価格にもかかわらず、価格COMのスピーカー部門では1位・2位の位置に返り咲いている。レビューも増えてきて、評価はすこぶる良い。
ネガキャンされる位になってました。

さてその音ですが当家の前機BOSE 55WERのスピーカーとまるで違う。BOSEは愉しく聴かせてくれるのですが、レンジはそこまで広くない。強烈なシンバルとかはまろやかでした。すっかりエージングも進んだD-509Eの高音は透き通るようにすっと上まで伸びていきます。また余韻・残響が綺麗に残ります。


今は寝る時にこのCDをかけて寝ます。本当に綺麗な清流と自然に囲まれて寝ているみたい。高音が透き通る…

アンプは古いSONYのTA-F555ESAなのでハイレゾ仕様ではありませんが、へぇちゃんとこんな上の音まで出していたのかと驚き。3WAYスピーカーの強みとクロスオーバーがいいのか声もはっきりと前に出てきて艶がある。ソプラノはキンキンせずに気持ちよく伸びやかに歌う。SACDの威力もこのスピーカーになってより感じ取れるようになりました。



分解能もすこぶる高い。マッケラス/ウィーンpoのヤナーチェクのシンフォニエッタでは細かい楽器の重なり合っている部分も明確に表現する。この曲ではピッコロの高音が際立つ部分があるのですがうるさくならず音楽的に鳴らしてくれました。

この曲も演奏・録音が素晴らしい名盤、マイカーのオーディオでは「ちょっと耳につくし、スピーカーのピークまで達しているな・・・」と思っていたのですが、流石はハイレゾ対応ツィーターで鳴らし切ります。屋久島の水流音や小鳥の囀りの自然な音の表現もスピーカーの存在を忘れさせてくれる。

音の輪郭もしっかりとしており、ちょっとはっきりし過ぎでは?と思う位。ですが、最近の残響を多く取り入れた録音や古いEMI録音だとぼやけた部分をシャープにしてくれ、オン気味の録音(昔のDECCAサウンドみたいな)が好きな私にはありがたい。クリュイタンスBOXには最適。

問題は低音の調整。低音の量感は非常に多い。サブシステムのD-212EXはブックシェルフで前にバスレフポートがあるので背面の空間をあまりとらずに済んだ。久しぶりに背面にバスレフポート(しかもかなりでかい)があるD-509E。設置する場所が限られており、10cm位しか空間がとれない。最初鳴らした時には「この量感は…中高音をちょっと邪魔してしまう・・・」と思いました。スケールはかなり大きく表現してくれますが。

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これ・・・口をあんぐりとしているような。

それをわかっているのか付属品にバスレフポートを埋めるスポンジがあります。低音が出なくなるかなと埋めるかどうか悩みましたが、結果としてはこれだけのスペースしか取れない場合は埋める方が正解。埋めても十分に低音が出ている。当然量感は減りますが、それでも十分な低音は鳴っている。

それくらいの方が、指揮者の微細な唸り声や指揮台を踏み鳴らす音、ピアニストのペダリングの音やオーケストラが譜面をめくる音もリアルに表現します。

まだ試していないですがバイワイヤリング対応。今のアンプでも出来ますが面倒なのと、今の音で十分なのでとりあえずそのまま。

ベルデンのケーブル位で。今年の年末にはと考えているのですが。

CDやアナログのフルトヴェングラーはもちろん、ラトルとベルリンpoのベートーヴェン ハイレゾ音源までしっかり鳴らしきります。早く子供が大きくなり、1階のリビングに持っていきたい…まだだいぶ先になりそう。

モデルチェンジしてもそれほど仕様が変わるとは思えないので、今の価格でもまだお買い得でしょう。定価1本 80,000円ですから。



posted by 悩めるクラヲタ人 at 07:22| Comment(0) | TrackBack(0) | オーディオ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月09日

バブル期の遺産 名器SONYプリメインアンプ TA-F555ESA


主にリビングのサブシステムで音楽を夜に聴いております。予想外の子供が出来たことで、またしばらくはメインシステムで聴く時間が限られていますが…

私の部屋7畳、メインシステムの真ん中に鎮座しているアンプは、ソニーがまだ元気だったころの1991年に発売されたプリメインアンプ TA-F555ESAです。すでに25年前のものですが、修理業者に出しオーバーホールしました。それなりの金額しましたが、青春時代の夢を取り戻すためならと。
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少し時代を感じさせるデザインですが、高級感は健在。

高校時代にFMfan(古い雑誌ですね)のオーディオコーナーで、長岡鉄夫氏が各機器のレビューを連載していました。金の無い高校生は、如何に安価でいい音を手に入れるか、そしていつか高級機器を手に入れる日を夢見て読みふけっていました。当時はSONYとSUNSUIのアンプが2大勢力でした。音的にもまた価格的にも安い価格帯も発売していたソニー派でした。上記アンプの後継機種でTA-F222ESJ(50,000円位)を購入し、その重さと音の鋭さに酔っていました。そしていつかは上位機種の333シリーズ(80,000円位)か555シリーズ(150,000円位)をと狙っていました。

時代は流れ買える年齢になったのですが、悲しいかなオーディオブームも去り電機メーカーは全て元気が無くなっていました。ONKYOとDENON・MARANZ位しか生き残っていない。ふと昔に羨望の眼差しで見ていた名器をネットで検索すると、オークションで出ていました。価格も年代物なのでかなり安い。すぐに金額を入れポチっと・・・しかし同じ考えの人は多いようで。

しかし狙った獲物 TAF-555ESAをまぁ何とか手に入れましたが、ボリュームにガリがあったり、スピーカーのリレーが劣化していたりだったので、同系列ジャンク品をオークションで落とし、勉強も少しした上で内部清掃・再ハンダ・部品入れ替え・リレー交換(部品はソニーでまだ買えた!)をし、まともに鳴らせる状態になりました。

あぁ、高校生時代の夢やっと叶えり。期待通りの素晴らしい音です。フォノイコも今のおまけでついてるのとは違います。重さは25kg・・・。こんなアンプ今作ったらいくらになるんでしょう?
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見ての通り中はしっかり詰まっている。重さの半分以上は電源トランス。開けてびっくりですよ。



今回プロにオーバーホールを依頼して、気になっていた微小ノイズも消え完全復活。SN比が明確に良くなりました。今のアンプには出せない音楽的表現の良さを改めて感じています。レンジの広さは今のアンプに負けていますが、音に何とも言えない暖かみがあります。オーディオブームの中、他社を打ち負かすために技術者が心血注いで作った思いが伝わってきます。これこそMADE IN JAPAN。下位機種よりも細かな点に配慮し、パーツを若干良くした程度なのですが音楽的表現力に差があります。当時の技術者は腕も耳も確かでした。
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今の機種に比べるとパワーは凄いです。まぁスペックは単なる基準でしかありませんが。

ソニーのアンプの特徴はハイスピードでクリアな音。スピーカーは、アンプ復活とともに新調。
パワフルでありながら、解像度も高く清冽な音をだすアンプと惚れ直し。

誰も家にいないのを確認して、ヤマカズさんのローマ三部作を大きめの音で聴くと唸り声とともに?


誰もいないはずなのに、階下?からどんどんと音がしたような…あれ?嫁さんいたかと思い、ボリュームを絞ると静かに。車無いのでやはりいない。再度ボリュームを上げるとやはりどんどんと音楽に合わない音が聞こえる。ちなみに「ローマの祭」の最後の主顕祭の部分です。

こいつを余裕で鳴らしきる。
なんのことはない、ヤマカズさんが指揮台を跳びはねている音(笑)これは小音量や小さいシステムでは聞こえない、鳴らない。流石です。

まだまだ長く付き合って行きたいソニーの名器です。ハイレゾ音源には対応出来ないですが、失われた何かを考えさせてくれるわが家の骨董品でもあります。

posted by 悩めるクラヲタ人 at 09:38| Comment(0) | TrackBack(0) | オーディオ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月08日

今日で終了! e-onkyoサイトのDECCA特別セーフ! お薦め3選 クナの「ワルキューレ」他


今日5/9までだそうです。次はEMI音源セールしないかな?またグラモフォンでもいいけど。

以前ハイレゾ音源配信サイト e-onkyo musicを紹介しましたが、高いのがネックなんですよね。だいたいCDでいうと1枚当たり3,000円位。NAXOSが絡んでいすると1250円位でダウンロードできます。ところが少し前に紹介した時はグラモフォン音源がセールで激安だったので、結構過去ブログに引っ掛けて紹介したのですが、あくまでセール期間中だったみたいで、今値段見たらびっくり。高い・・・ごめんなさい。
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そもそも値段設定おかしかったですよね。CDだと2枚組のフルニエの無伴奏チェロ組曲、4枚組のリヒターのマタイ受難曲、1枚もののクライバーのベートーヴェンなどが揃いも揃って1,400円均一でしたから。レンタルショップみたいな計算で財布に優しいので嬉しかったですが(笑)

で、先日見たらDECCA クラシックセールの広告が!と言ってもサイト見に行かなければ誰も気づかないでしょう。グラモフォンの時はかなりいい選盤で値段も上記の様だったので、さぁDECCA何を選んでくるか、値段はいくらまで下がっているかと興味津々で覗いてみました。モノラルだけどクレメンス・クラウスの録音、セラフィンのオペラ録音、デル・モナコやブリテンのモーツァルトとか期待が高まってクリック。

うーん比較的新しい録音がメインなのと内田光子、小澤征爾、村治佳織、諏訪内晶子と日本人演奏家、日本で人気がまだあるパヴァロッティ、ヤンセンやシャイーの録音が多くあらら残念な選盤とちょっと思いました。値段は96kHz/24bit仕様で1,500円、192kHz/24bitで1,750円とまぁ定価ベースで考えれば半額以下で買えるのでまぁお得。ただショルティの指環もリストにありますが、ちゃんと枚数分価格になっているので残念・・・気になっていたクナッパーツブッシュの「ウィーンの休日」と「ワルキューレ」第1幕192kHz/24bitで3,680円と高かったですから中々クリックするのに戸惑っていたものが含まれているのは良かった。

今回のセールは 実施期間:2017年5月8日(月)までで「DECCA」レーベル100タイトル 期間限定プライスオフ!だそうです。気を付けましょう。というのと、名盤ハイレゾを試すいい機会です。今回は個人的にさっそく3つまでにしようと決めて購入した3件について少し印象を。

まずは世紀の名盤から。
ワーグナー 楽劇「ワルキューレ」第1幕
ジークリンデ:キルステン・フラグスタート
ジークムント:セット・スヴァンホルム
フンディング:アルノルト・ヴァン・ミル
加えて
楽劇「神々のたそがれ」から
「夜明けとジークフリートのラインへの旅」
「ジークフリートの葬送行進曲」
指揮:ハンス・クナッパーツブッシュ
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
1957年 スタジオ録音

こちらは192kHz/24bit 1,725円(セール時以外の時は3,680円と高い・・・)
e-onkyo クナ/VPO ワーグナー 楽劇「ワルキューレ」第1幕

演奏についてはもう何も言うまいという演奏です。過去記事でも取り上げていますので、そちらを参照してください。音質ですがやはりハイレゾだと冒頭の前奏曲から迫力と生々しさが桁違い。よく半世紀以上も昔にこんな録音ができたなと驚きます。革張りのウィーンpoのティンパニの響きが実にリアルでダイナミックレンジこそ狭いものの音がきめ細かく輪郭がしっかりする。最後のチェロの独奏の美音には陶酔の一言。

歌手が入ってきて歌い始めると、今までのCDに比べほんのり響きが加わっているのがわかります。如何にもスタジオの中で歌って録音したのですよとわかる。いわゆる口元がはっきりするという音。そこに絡むウィーンpoのヴァイオリン・ホルンの素晴らしい絡みと合奏。全体的に温もりが大幅にアップしてます。逆にフラグスタートはやはり旬を過ぎてからの録音だったんだなと明確にわかるようになってしまいましたが。ミルのフンディングは圧倒的な存在感・・・少しでも若返って甘い感じの印象も加わった。人情味のあるフンディングだったかと。
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ハイレゾで聴くとオーケストラの手探り感(微妙な入りのずれ)がかなりわかるようになりました。1963年の演奏会形式らいぶDVDの雰囲気です。各セクション微妙に入りをどうしようかというオーケストラの面々の姿が目に浮かぶ(笑)クナッパーツブッシュの小さい動きでぶっきら棒の棒の下、それを引っ張るコンサートマスター(恐らくバリリ)の苦心しているのがわかりやすくなった。

今まで聴いてきたときは、如何にもカルショーが仕切っている録音でスタジオではクナッパーツブッシュも大人しかったのかなと思っていた録音でしたが、そうではないことが良く分かるようになったのは高評価です。最後の大円団までスケール大きく、音色と深い呼吸感。板起こしと違いSN比が高いし音割れが無いので下から上まですっきりと音が伸びる。おまけの「神々の黄昏」2曲もついて、これは絶対に買いです。
因みにSACDで買うと・・・

圧倒的価格差でダウンロード版の勝ち。このジャケットが無いのは寂しいですが。「お前は初期盤LPからCDとハイレゾ音源もあるだろーが」というツッコミが来たら私は何も言えない。
参考過去記事:ワーグナー 楽劇「ワルキューレ」第1幕 クナッパーツブッシュ/ウィーンpo 1957年録音

次はチョン・キョンファです。シベリウスと悩んだのですが、ブルッフの方を選択。こちらは初期盤LPは持っているのですが実はCDは売ってしまって旧盤・新盤(テンシュテットの伴奏)ともに棚に無しなので。
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ブルッフ ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調
+スコットランド幻想曲
ヴァイオリン:チョン・キョンファ
指揮:ルドルフ・ケンペ
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1972年5月 ロンドン

こちらは96kHz/24bitで1,500円
e-onkyo キョンファ/ケンペ ブルッフ Vn協奏曲他

以前にも書いたのですがブルッフのヴァイオリン協奏曲の第3楽章はオーケストラが頑張りすぎると、オーケストレーションのせいなのですが音が混濁してしまう難物。以前紹介したユリア・フィッシャー盤はSACDで伴奏がジンマンということもありそこをさっぱり処理することで混濁する寸前でした。このケンペの伴奏はLPで聴くとやはり混濁気味でヴァイオリンとの分離も悪い。そもそも若い頃のチョン・キョンファのヴァイオリンの音はどうもCDとの相性が悪く、大人しく聴こえてしまうようになった。意外と彼女の斬れこみ鋭い音は微細な音の成分が多く含まれていたのでしょう。

ではではハイレゾでは。これも変わりました。明らかにヴァイオリンとオーケストラの分離が良くなった。キョンファ若い頃の弓を思いっきり弦に叩きつけるような弾き始めもそうですが、押し当てて弾くロングトーン・重音もしっかりと聴こえるようになった。ケンペ指揮のロイヤルpoの伴奏も柔らかでふっくらしている。大人な伴奏です。ジンマンとはやはり音の深さと芸格が違う。少し距離感が出ていい意味で奥に引っ込むような響きになり、ヴァイオリンが前に出てきたのが良く分かる。

先のワルキューレに比べ録音年代が新しいこともあり録音の仕方が変わったことが明白。響きをもっと取り入れてコンサートホールの最全席で聴いてくださいねという音作りになった。チョン・キョンファのヴァイオリンはヤンセンと違いただのオカマ弾きではないことは明白。細かいニュアンスを弱音時にもつけている。音楽が身体の中に浸透して、それを人間の姿で発散している感じ。オケもヴァイオリンも天井まで高く音がすっと伸びていく感じが良く分かる名録音。
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オリジナルジャケットです。

問題の第3楽章もLPやCDで感じた混濁感は思った以上に無い。こんなに分離良く演奏されていたんだ、フォーマットのせいだったのかと驚き。最後の和音まで見事な音の厚みと合奏力。ティンパニの音に輪郭がつきながら奥に引っ込んだのと、弦楽器の音が鮮明になったのが効果として一番大きい。管楽器についても同じで、分離が良くなった。これだけ見事な伴奏は無いという位ケンペを見直した。因みにケンペはあまり馴染みない指揮者で棚に彼のCDこれ以外にあったかな?これは予想以上に良かったというか、ユリア・フィッシャー盤はもう聴かないような気がする。

こちらはまだSACDで出たことが無いはずなので貴重。
参考過去記事:ブルッフ ヴァイオリン協奏曲第1番 フィッシャー&ジンマン/チューリッヒto

さて最後に悩んだのは予算上あと一枚しか買えない。クナッパーツブッシュの「ウィーンの休日」かショルティの指環のどれかにしようか・・・と悩んだ挙句、一番お得感が高く一度も聴いたことが無かったはずの演奏をということで。通常だと3CD位なのが2,000円。
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ラフマニノフ:
ピアノ協奏曲全集(全4曲)
+「パガニーニ主題による狂詩曲」
ピアノ:ウラディーミル・アシュケナージ
指揮:アンドレ・プレヴィン
ロンドン交響楽団
アンドレ・プレヴィン(指揮)
録音:1970、71年、ロンドン

e-onkyo アシュケナージ/プレヴィン ラフマニノフPC全集
こちらはflac 96kHz/24bitで2,000円。通常は4,200円だそうで。CDで廉価で買えますが、2枚に収めるため「パガニーニ・ラプソディ」がカットされています。


後にアシュケナージは、ハイティンクと再度全集を録音しておりそちらも名盤・名録音の誉れ高い。こちらも過去記事の通り「パガニーニ・ラプソディ」に関しては伴奏含め最高です。若い頃のアシュケナージというかそもそもピアニストとして(指揮者としても)興味がないのですが、ラフマニノフのピアノ協奏曲全集が家に無いこともあり買うかと。嬉しい誤算・・若い頃のアシュケナージの方が良かったのか?美しい音色はそのままですが、思ったより攻めたというかマツーエフとかとは違いますがロシア的な傾向はあったのですね。

プレヴィンとロンドン響の伴奏は相変わらず上手い。ただまだ少し統制できていない時期でもあり金管と木管の暴れがちょっとあります。音の分離がハイレゾで良くなり過ぎたのかそれが白日の下に曝された感じ?それも味かな、当時のロンドン響らしいしラフマニノフですから。録音は3種の中で一番デットな傾向。その代りそれほど大きな音では無いはずのアシュケナージのピアノの音は埋もれていない。

プロデューサーが違うのか中高音によった音作り。低音が少し足りないかなという印象。ハイレゾになってもこの音なので最初の音作りの段階からなのでしょう。だから第3番とかではティンパニの音の拾いやチェロとヴィオラの深い音が欲しい部分で弱いのが少し物足りない。
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この頃の顔の方が精悍で好きです。

その代りにアシュケナージの美音は透き通るように伸びる・・・新盤はピアノ・伴奏、そして録音もふくよかで音の厚みが増しましたが攻めた姿勢は無く、ラフマニノフにしては大人すぎる部分がある。意外に旧盤はきゅっと凝縮した音と若干の粗野なロシアの香り+シャネルの香水のようなピアノの高音が魅力。旧盤の方がいいかもしれないし、アシュケナージというピアニストを見直しました。通常はスルーする第4番もプレヴィンの名伴奏もあり聴き惚れてしまいました。ただし・・・「パガニーニ・ラプソディ」に関しては、ハイティンクとの新盤の方が全てにおいて優れているという事実は覆らなかった。こちらも優れた演奏ですが、コクと録音が低音不足なのとアシュケナージに焦点を当てすぎているかなと。
参考過去記事:ラフマニノフ 「パガニーニの主題による狂詩曲」 アシュケナージ&ハイティンク

正直まだ欲しいものがあるが、ここは我慢。若きバーンスタインとVPOの引き振りモーツァルト、アンセルメの「三角帽子」・・・・いつかは。どちらも初期盤LPやSACDで買うとバカみたいな金額ですから。

貴重なアンセルメのエソテリックSACDはプレミア価格。オリジナルLP買えちゃう!

因みに今回のセール対象の100タイトルはこちらから見れます。
「DECCA」レーベル珠玉の作品100タイトルを期間限定プライスオフ!

こういう時でないと、e-onkyoサイト好きですがハイレゾ音源は元が高く、おいそれとは買えないので、時々見に行かないといけないな。是非お試しあれ。今までなんだったのかと思うこと受け合い。そして徐々に音と棚が綺麗になる。今度は機器に心が走らなければいいが・・・


そもそも最近「今回のリマスタリングは、英国のオリジナルマスターにまで遡って云々」と書いてあるのを見ると、「じゃぁなにかい。今まで手抜きリマスタリングを何度も最新リマスタリングと謳って騙してたのかい!」と思ってしまうのは野暮ですかね。


ラベル:ハイレゾ
posted by 悩めるクラヲタ人 at 14:24| Comment(0) | オーディオ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする