中高年の健康管理には「サントリー健康食品オンラインショップ」

2015年12月23日

ベートーヴェン 交響曲第9番「合唱」 プレヴィン/ロイヤル・フィル 1989年録音


今年の年末もそれなりに第9を聴いた訳ですが、改めて聴いて別れを告げようと思った1枚。プレヴィン自体は嫌いな指揮者ではありませんが・・・
778_Tanglewood606299.jpg

ベートーヴェン 交響曲第9番ニ短調「合唱」
指揮:アンドレ・プレヴィン
ロバータ・アレクサンダー(ソプラノ)
フローレンス・クイヴァー(コントラルト)
ゲイリー・レイクス(テノール)
ポール・プリシュカ(バス)
アンブロージアン・シンガーズ
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
1989年 スタジオ録音
録音 4.25点  演奏  4.00点


私はタワーレコードで廉価発売されたものを所持。

よくも悪くも可もなく不可もない演奏。致命的なのは金管楽器群の音の悪さ。第3楽章でそれが目立ちました。この第9の第3楽章で割れた音のホルンとトランペットを聴きたくはない。これがロンドン交響楽団との演奏だったらこうならなかったと思うのですが。


若い頃のプレヴィン。

プレヴィンのこのCDは元々RCAに同コンビで録音したベートーヴェン交響曲全集の中の1枚。この後ウィーンpoとの素晴らしい録音を繰り広げるのですが、丁度その前の名声を博す前で日本では全く評価されませんでした。ロンドン交響楽団と蜜月関係でしたが、ジャズ上がりの指揮者ということでまだ軽視されていましたからね。イギリスではもうすでにかなり人気だったみたい。でも、この企画は売れなかったでしょう。


名誉挽回のために、「カルミナ・ブラーナ」の名演を。

プレヴィンの特徴として、オーケストラの美点を上手く引き出し作品に味付けをするタイプなのでオーケストラの音色に味が無いと凡演になる訳です。プロデューサーもその辺を見極めてオーケストラ選定するべきでした。このCDは録音も少しぼんやりしていて好みではありません。よく言えばアナログ的な音調ではありますが。

「かつてのワインガルトナーやワルター盤に匹敵するヒューマンな「第9」」という帯の推薦文もありますが、言わんとすることは理解できる。しかし・・・没個性的ともいえる。いいところは合唱団が優れていること、プレティッシモだけとってつけたかのようにプレヴィンが燃えています。

でも・・・お別れをしようと・次はショルティ盤か?
posted by 悩めるクラヲタ人 at 13:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 別れを告げたCD達 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月22日

ドヴォルザーク スラヴ舞曲集 マゼール/ベルリンpo 1988年録音


このブログを始めてよかったなぁと思うことは、こういうことをやっていなければなんとなく棚を占拠しているCDにまともに耳を傾けてみようとする機会が増えたこと。それがきっかけで、棚の整理ができるようになった、つまり売却しようという決意が出来ること。

カテゴリに別れを告げたCD達というものを作ってみました。これはいいですよというCDの記事が多いですが、実は彼らは幾多の売却難を逃れた生き残ったCD達ばかりなのですから当然です。あまり誹謗中傷したくないので書いていないだけですが、備忘録として別れを告げたCDの記事も書いていこうと。ということで。

ドヴォルザーク スラブ舞曲集
指揮:ロリン・マゼール
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
1988年 スタジオ録音
録音 4.20点  演奏 3.50点



スラブ舞曲集で良く聴くのは、以前に紹介したドホナーニ/クリーヴランドo盤。過去記事は↓
スラブ舞曲集 ドホナーニ/クリーヴランドo
ドホナーニ盤は曲によって出来不出来が少なく、さっぱりとして都会の洗練された味わい。物足りないと思う方も多いでしょう。ただ録音も優秀なので私は重宝しています。

さてマゼールのこの演奏を久しぶりにまともに聴いたのですが、ドホナーニに慣れたせいか・・・アクが強い。スラブ臭は全くないのですが、彼が手首だけで天下のベルリンpoを手玉に取って指揮しているのが見える。恣意的な強調も目立ち、正直うるさいし阿漕な演奏に感じます。アンサンブルは見事で、ベルリンpoの圧倒的な機能性はしっかりと感じ取れる演奏ですが、私には駄目。


若い時の方が良かった指揮者ですね。ビリー・ジョエルに似ている。

この曲にスラブ的なものを私は求めていませんので、ノイマンやクーベリックの演奏とかには興味がありません(聴いたことはあります)。この愉しい曲集をどんな形であれ面白く聴かせて欲しい。マゼール盤は面白いを通り越してしまっている。「ベルリンpoをこんなに上手く鳴らせるのは俺だからだ。スピーカーの前の諸君にも分り易く演奏してあげよう」という印象がする。この録音当時、カラヤンの後継者探しの時期で、マゼールは指呼の位置にいましたからね。彼だけがそう思っていたみたいですが(笑)

マゼールの演奏はいつもそれを感じてしまう。彼のCDで持っているのはJ・シュトラウスのCDだけ。相手がウィーンpoだからか恣意的なところが薄まって悪くない。過去記事はこちら↓
ウィーン・ニューイヤーコンサート1996 マゼール/ウィーン・フィル

スラブ舞曲集のCDは他にプレヴィン/ウィーンpo盤を所有。こちらは少し出来不出来がありますが、ドホナーニ盤のクールすぎてという物足りなさをウィーンpoの音色で補った演奏。革張りのティンパニの音が良いアクセントをつけている。プレヴィンもウィーンpoにのびのびと演奏させ、彼らの音楽をやらせている。マゼールと正反対。録音も非常に優秀。

長い間廃盤でしたが、今は復活しているみたい。

ドホナーニ盤とプレヴィン盤があれば十分ということで、今回別れを告げます。
posted by 悩めるクラヲタ人 at 07:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 別れを告げたCD達 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする