2026年10月11日

バーンスタイン 「プレリュード、フーガとリフ」 M・T・トーマス/ニューワールドso 1997年録音


あまり知られていない名曲というか聴いていて楽しくなる曲です。吹奏楽をやられている方なら知っているのかもしれません。バーンスタインの作曲家としての新たな一面が伺い知れる曲です。「キャンディード」序曲は吹奏楽で良く演奏される曲ですが、「プレリュード、フーガとリフ」はマイナーです。

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「プレリュード、フーガとリフ」の方は、ジャズテイストが強い曲です。ベニー・グッドマンとバーンスタインが演奏したCDも残っているように、スイング・ジャズの影響が強いというかそのものかもしれません。この曲を私が知ったのはラトル/ベルリンpoがヴァルトビューネ演奏会で演奏している映像を見てからで、すぐにCDを探して出会ったのがこのCD。

バーンスタイン 「プレリュード、フーガとリフ」
指揮:マイケル・ティルソン・トーマス
ニューワールド交響楽団
1997年録音
録音 4.50点  演奏  4.70点


ジャズとクラシック音楽との融合をテーマにした選曲集。ガーシュイン「ラプソディ・イン・ブルー」、ミヨー「世界の調和」などが収められています。

この曲自体は8分ちょっとの短い曲です。序奏とジャズ風のテーマがフーガとなって賑やかに終わる曲。主にトランペット・サクソフォーン・ピアノ・ドラムセットが活躍します。弦楽器は含まれません。最初のトランペットによる序奏からリズムが弾み非常に楽しい。



最後はテーマを楽器が増減しながら繰り返していきますが、そのフーガとジャズの融合が素晴らしい。スコアはいろんな形式があるようで、バーンスタインの自作自演盤2種でも違いがあります。クラシック音楽よりの版と完全ジャズ・バンド版、また吹奏楽用の版もあるのでしょうか?wikiがないのでよくわかりませんが。

録音されているCDが少ないので自然とバーンスタインの弟子ともいえるトーマスのCDとなってしまいます。しかしさすが直伝の演奏。楽団はサンフランシスコsoではなく、トーマスが主催するユースオーケストラのニューワールド交響楽団なので腕はサンフランシスコに比べ少し劣りますが、こういった曲の演奏はノリ・勢いが必要なので特に不満は無いですし、曲に勢いをつけた見事な出来栄え。音が明るいし若い。最後のグルーブ感は最高です。





このアルバムは選曲も面白いですが、録音も優れています。ちなみに「ラプソディー・イン・ブルー」は初演版で演奏されています。


バーンスタインの後半部分の演奏風景。

バーンスタインにはウィーンpoと録音した自作自演盤もあります。

この自作自演BOXでしか聴けないのは残念ですが。

正直ウィーンpoとの演奏は録音も含めてあまり良くないです。最後のドラムセットのシンバルを録音が捉えていない。グラモフォンも真面目過ぎる録音。なにより、この曲に必要なノリとグルーブ感がちょっと足りない。生真面目なウィーンpoの悪い面が出ています。

しかしこの曲をよくウィーンpoが演奏したなというのが驚きの演奏ではあります。ベルリンpoならやりそうな演目ですが、ウィーンpoが演奏するというのは想像もできない曲ですよね。しかも、ライブ録音!


「キャンディード」序曲。トーマスの演奏で聴いてみたい。録音はありません。このアルバムに入れてくれればよかったのに。

バーンスタインの知られざるこの佳曲を知っていただければ。


posted by 悩めるクラヲタ人 at 22:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 管弦楽曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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